記事の続きである。小川のHPを訪問する人の時間帯別の傾向と、もっとも読まれている人気記事を紹介する。わたしのブログは、うれしいことに、学術的な情報源として利用されていた。また、アクセス数は、予想通りに、昼間の時間帯にオフィスからが多い。
まずは、一時間ごとで時間帯別のアクセス数である。過去3ヶ月の累積データである。会社や大学がはじまる10時からアクセスが増える。昼の時間帯が多いのかと思っていたが、そうでもない。夕方18時までアクセスはほぼコンスタントである。 ゴールデンタイムには、いったんアクセスが減る傾向にある。ドラマや人気バラエティ番組と、本HPは競合しているらしい(笑)。
データは、3ヶ月合計の数値である。左から、日付(例:00:00~)、時間帯別のアクセス数の合計(3445)、PCから(2627)、携帯から(818)、ユニークユーザ数(2249)。
00:00 ~ 3445 2627 818 2249
01:00 ~ 2430 1890 540 1603
02:00 ~ 1954 1598 356 1440
03:00 ~ 1421 1145 276 1025
04:00 ~ 1165 1014 151 945
05:00 ~ 1000 876 124 819
06:00 ~ 1431 1230 201 1089
07:00 ~ 1634 1403 231 1284
08:00 ~ 2719 2352 367 2036
09:00 ~ 3336 2952 384 2478
10:00 ~ 4245 3838 407 3125
11:00 ~ 4516 4052 464 3349
12:00 ~ 4234 3733 501 3086
13:00 ~ 4204 3708 496 3099
14:00 ~ 4186 3567 619 3010
15:00 ~ 4510 3926 584 3276
16:00 ~ 4416 3915 501 3242
17:00 ~ 4209 3727 482 3057
18:00 ~ 3921 3459 462 2866
19:00 ~ 3513 2963 550 2498
20:00 ~ 3033 2475 558 2179
21:00 ~ 3372 2675 697 2260
22:00 ~ 3652 2847 805 2501
23:00 ~ 3827 2777 1050 2485
このデータを見て感動した。実にたくさんの発見があった!
(1)携帯からのアクセスは、夜の21時過ぎから増えてくる。夜中(23時からの一時間)にピークを打つ。
(2)ユニークユーザーは、案外、昼も夜も変わらない。
(3)朝がたの時間帯(3時以降)は、PCユーザが一人当たりでたくさんの検索をしている。(4)結論:いつでも、たぶん、どこからでも、このHPは閲覧されているらしい。
つぎは、過去三ヶ月の「人気閲覧記事」の上位10までの「コンテンツリスト」である。
データの読み方(各記事の二行目)は、これまでと同じである。左から、#1の事例で、アクセス合計(807)、PCから(761)、携帯から(46)、ユニークユーザ数(539)である。
(#1)「バラエティシーキング行動モデル: 既存文献の概… (記事ID:304»)
807 761 46 539
(#2)藤原秀次郎(株式会社 しまむら相談役)講演録「チ… (記事ID:996»)
495 288 207 254
(#3)INGNIはエレガンスをテーマにきれい系、LaylaRose は… (記事ID:211»)
425 112 313 101
(#4)自分の名前の画数(診断:小川孔輔) 当たってる! (記事ID:1064»)
414 271 143 242
(#5)「有機農産物の流通、安全性、消費者反応に関する研… (記事ID:307»)
395 340 55 273
(#6)「IKEA meets JAPAN イケアの日本進出戦略と環境へ… (記事ID:180»)
363 317 46 278
(#7) Natural Kitchen:生活雑貨の百円ショップ (記事ID:190»)
355 88 267 84
(#8)東京フラワーエキスポ(IFEX2009)を終えて: … (記事ID:1036»)
348 326 22 287
(#9)新幹線の運転手になる息子のこと (記事ID:64»)
347 223 124 199
(#10)中国・台湾に向けた日本の農林水産物の輸出とブラン… (記事ID:291»)
345 296 49 265
このあと、20位までは、つぎのような記事が続く。
・「有機農産物の流通市場で、いま何が起こっているの… (記事ID:286»)
・学問のフロンティア: JIMS第87回全国大会から (記事ID:1054»)
・「ロングセラーの秘密」 『Big tomorrow』連載第1… (記事ID:1033»)
・大久保恒夫さんの講演 誕生日のコーディネーター (記事ID:1017»)
・「東京国際フラワーエキスポ(IFEX)2009」開催(11… (記事ID:1031»)
・民主党の事業仕分け (記事ID:1046»)
・メールへの反応時間の解析(1月3日16時~1月5日17時) (記事ID:1083»)
・東アジアの流通マーケティング(#1): コンビニ… (記事ID:631»)
・書評:柳井正(2009)『成功は一日で捨て去れ』新潮… (記事ID:1030»)
・”素性のわかる豆腐屋” とうふ工房わたなべ@都幾川村 (記事ID:612»)
このリストを見て、わたしの感想である。
(1)思いのほかに、学術的な記事が検索アクセスの対象になっている。バラエティシーキング研究(#1)が第一位で、有機農産物関係の記事(書籍に紹介されているもの)が第5位と第11位に来ている。合計では、たぶん第二位である。東アジア研究などは、卒論用、修士論文用に、そのままコピーされているのかも知れない。
(2)興味をもたれているもう一つの記事グループは、「わたし」が主催しているユニークな講演の記録である。例えば、しまむらの藤原さんの講演録(#2)やイケア社長(#6)などは、外の雑誌記事では、あまり公表されていない事例なのではないか?外でも有名だが、成城石井の大久保社長の講演のダイジェストにも、かなりアクセス数が多い。ABC-クッキングの志村なるみさんも、検索語としては上位にあがっている。
(3)その他の記事での人気は、クラシックないくつかの事例である。JR東海に就職したわが息子(真継)の新幹線の運転手になるにはが、ロングセラーのコンテンツである。また、3年前の記事「わたなべとうふ工房」も、むかしからアクセスが多い。
(4)花業界のひとたちは、IFEXや業界全体のトレンドを、わたしが書いた記事から読んでいるらしい。このへんが上位にあがっているということは、全体の3分の一が花の業界人ではないかと推測させる。
(5)携帯からのアクセスは、INGNI、ハニーズ、ナチュラルキッチンなどで多くなる。ファッション系、雑貨系ののブログネタである。これらは、定番で携帯からアクセスされているらしい。女性の読者層も一定程度いることがわかった。
(6)J-CSI関係の記事が、あまり上位にはあがってきていなかったのが不思議だった。