RUNNETを覗いていたら、喜多秀喜さんの記事が載っていた。元プロランナーで、一歳年下の喜多さんが2時間台でフルマラソンを完走した。静岡マラソン(2月24日開催)のニュースは、わたしのように東京マラソンを走る60歳代の市民ランナーには、実に大きな励みになるだろう。「週間ランナーズ」の関連記事を全文紹介する。
【週刊ランナーズ】
66歳の喜多秀喜さんが2時間52分!「長崎の山で走り込み、スピードがつきました」
2月24日(日)に開催された静岡マラソン。
このレースに出場した喜多秀喜さん(66歳)が、2時間52分12秒を記録しました。
1980年のモスクワ五輪にトラック種目で「幻の代表」となった喜多さんは現役引退後も走り続け、2017年の東京マラソンで2時間54分44秒を記録していますが、今回はそのタイムを上回りました。昨年春から、長崎の実業団「メモリード」の監督に就任。チームの選手たちとともに走ることが走力アップにもつながっているといいます。
「昨年春までは当時勤務していた流通経済大学(茨城県)周辺の平坦な道でペース走をすることが多かったのですが、長崎は走るのにちょうどいい山が豊富。女子の選手たちとともに、クロスカントリーコースなどを含めて週3回程度、アップダウンのコースを16~20㎞走るようになりました。起伏を定期的に走ることで脚筋力が高まり、スピードが出せるようになったと感じています。特に2月の丸亀ハーフでは1時間19分27秒で走ることができ、手ごたえを感じました」
今回のレースについては、「終盤失速したのが課題」と振り返ります。
「レースに向けては30㎞走を3回、キロ5分前後で行いましたが、これがもう少しレースに近いペースだったら後半の失速も減っていたかもしれません。しかし、こうして練習をきちんとすれば、60歳のころの自分のスピードに近づくことが確認でき、ランニングの面白さを再び感じています」
(ランナーズ編集部)
<小川の感想>
元プロ選手とはいえ、距離を稼ぐことと起伏の多い山道を走ること(クロカン効果)が、タイム維持の秘訣のようだ。とにかく66歳であれだけの距離を走れるのがすごい。30KM×3本、それをキロ5分前後で走ることは、わたしなどでも不可能ではない。週三回、20KMを走りこめれば、結果は出せるということだ。
今年の東京マラソンに向けては、二週間前に水元公園まで往復16KMを二日連続で走った。一日置いてハーフを走った。月間の走行距離も、久しぶりで160KMを超えている。二ヵ月前に、30KMを走っておきたかったが、4日間の練習とレースで50KMは稼いでいる。あとは、走行距離に見合うだけのスタミナが維持できるかどうか。
一時期の谷底にいる時代よりは、走りが上向いている。肩の痛みと右指のしびれの感覚が収まったわけではないが、しかし忙しいのにアルコールは連日抜けている。あとは天候がどうなるか。明日は、午後から雨模様だ。
いずれにしても、同世代の喜多さんの活躍は励みになる。なんとなく、いける気がするから不思議なものだ。