9月1日から「小川町物語」の連載がはじまる。ダイヤモンドフリードマン社の『チェーンストアエイジ』で、月2回のペース。一年以上の長丁場になる。千田編集長の提案で、連載タイトルを「小川町物語」ではなく、「~しまむら、ヤオコーを生んだ~小川町経営風土記」とした。担当編集長と著者も、なかなかのタイトルだと自画自賛している。
何度もHPには紹介したように、2001年12月に、ヤオコーの川野会長(当時社長)と面談したことが「小川町物語連載」のきっかけである。「3社物語」(しまむら、おがしん、ヤオコー)のインスピレーションは川野会長からいただいたものである。それを千田編集長(当時は、ホームセンター編集長)に提案して7年後、ようやく物語として実現することになった。
それにしても、書き手としては何の実績もないわたしに、よくぞ一年間のノンフィクション経営小説の連載を任せてくれたものだと、千田編集長の勇気に感謝している。
準備期間が思いのほかに長くかかった。昨年(2007年)12月から本格的な取材をはじめて、実際の連載開始になかなかたどりつかなかった。登場人物たちをフルラインにするため、そして、取材内容を深めるため、小川町に何度も足を運んだ。元常務の廣瀬さんを追いかけて、熊本まで飛んだりもした。
その結果、4月スタートが6月開始になった。にもかかわらず、なかなか初回らの原稿が書けずに、開始が9月にずれこんだ。産みの苦しみが長かった。この時点で、延べ20人、ひとりに3回のインタビューがあったりしているので、トータルでは40回くらいの取材になるだろうか?
第一回の最終校正が、昨夜遅くにあがってきた。カラーで見開き2ページである。一回が約3000字分。これを二週間おきに準備していくのかと思うと、これまた、先を考えて怖くなってしまう。とりあえずのスタートである。いずれ別コーナーを設けて、連載のテキスト原稿をアップしていきたい。