おめでとうございます! 新たに弟子の二人(長崎秀俊君、大野恵子さん)が大学教員としてデビュー

 今年4月から、ふたりの元大学院生が大学教員になった。長崎秀俊くんが、目白大学経営学部の教員に、大野恵子さんが、西武文理大学サービス経営学部の教員になった。西武文理大学では、頼勝一君(ドクターコース在学)が、「ソーシャルマーケティング」の講座を持つことになっている。



 大野さんからの着任メールによると、サービス経営学部では、マーケティング、ホテル論やツーリズム関連の科目を教えることになるらしい。もともとが、フランス系のプレミアムホテル(メリディアンやコンコルド)で、日本オフィスのディレクターをやっていた。修士論文もそのときの調査をベースにしたものだった(ような気がする)。
 
 長崎君も、目白の大学に着任する少し前に、市ヶ谷の研究室に挨拶に来た。彼も大学の先生になりたくて、大学院に来たのだった。大学院卒業後は印刷会社を辞めて、ブランドコンサルティングの「インターブランド社」に勤めていた。
 50歳になりかけているから、大学教員になる最後のタイミングと考えたようだ。給料はずいぶんと下がってしまうのだろうな。かつて、長崎君の指導教授だった田中洋さん(現、中央大学ビジネススクール)を「電通」から法政大学(経営学部)に引き抜いたとき、「給料が3分の一になりました」と言っていたことを思い出す。

 長崎君と大野さんが講師になったので、元弟子の大学教師は20人を超えているはずだ。とくに、新たに教員になる元大学院生は、マーケティングやマーケティングリサーチはもとより、サービス系の科目を教えるケースが増えている。
 たとえば、多摩大学の酒井麻衣子さん、法政大学キャリアデザイン学部の酒井理さん、そして、西武文理大学の高瀬浩さんは、修士・ドクター論文が、サービス系のテーマだった。だから、弟子たちを集めて、サービスマーケティングのテキストや研究を始めるのも悪くはないのかもしれない。