郡山市陸上競技協会から、郡山シティマラソンの開催パンフレットが送られてきた。昨年10KMレースに参加していたからである。この大会には年齢制限(~59歳)があって10マイルは走れない。仕方がないので10KMを走ったのだが、距離が短すぎて達成感がない。
高い交通費と宿泊代をかけてわざわざ行くには、10KMという距離は短かすぎる。わたしのように、タイムはどうでもよいから、とにかく距離を稼ぎたい向きに、10KMは中途半端な距離である。走った気がしない。
だからではないが、今年の連休は東京近辺で走ることにしていた。せっかく送られてきたパンフレットなのだが、そのままくずかごに行くはずだった。放り投げようと思った瞬間、ふと思いとどまった。
試みに、大会要項が封入されている封筒を開けてみた。直感的に、「もしかして?」と思ったからだった。 二つ折りのパンフレットを開いてみると、やはり!10マイルレースから年齢制限(~59歳)が撤廃されていた。
以前に、本ブログ(13年10月9日)で、「男女・年齢差別エントリーの撤廃を!郡山シティマラソンの運営実行委員会へ」という感想文を書いていた。わたしからのリクエストが効いたようだ。
その真偽のほどはわからないが、ともかく、2013年度からは、最長距離の10マイルレースで、年齢による差別が撤廃されたのである。ということは、御年61歳のわたしにも再び、郡山シティマラソンの16Kを走る資格が与えられたことなる。
早速、RUNNETにアクセスして、4月29日開催のレースにエントリーしてみた。もちろん、「男子18歳以上 10マイル」のカテゴリーへの登録である。昨年度は、「登録ボタン」が、「10マイル男子~59歳」しかなかった。
それが、今年からは、「男子18以上」で、カテゴリーが一括されていた。10マイルに関しては、男女別だけの区分に変わったのである。早々に、「年齢一括ボタン」をクリックして、4月29日のレースに備えることにした。
さて、ブログの中では、郡山シティマラソンには、もう一つ運営上の課題があることを指摘している。女性ランナーに対する性差別である。以下に、参考まで、当時(2013年10月9日)のブログ内容をそのままで再掲する。
(前略)
しかし、10KMレースに参加した女子(第5部)の約300人は、もっと悲惨だった。
10KMは全員が同時スタートになる。一番前が、高校生男子(14部)、それに続いて、一般男子(2部)、男子40歳代(3部)、男子50・60歳(第4部)と陸上競技場のスタートラインに並ぶ。女子全員(第5部)は、さらに後ろからのスタートだった。
まずは、郡山シティマラソンの運営委員会へのお願いである。男女・年齢による、スタート順の差別はやめてほしい!(笑)。申告ゴールタイム別に、ランナーをスタートラインに整列させるべきである。女子の速いランナーは、スタート直後に、遅いランナーの塊を縫うようにして前に出て行かなけならない。
彼女たちにとっては、ロスタイムが2分以上はあっただろう。男子だから、若いからといって、マラソンのスピードが速いとは必ずしも言えないのである。
(後略)
4月のレースでは、女子ランナーへの性差別が撤廃されているだろうか?大会運営本部は、「申告タイム別に、ランナーをスタートラインに整列させること」ができるだろうか?
いずれにしても、年齢制限を撤廃したことは大きな進歩である。福島県郡山市は、確実に進化している。あとは、男女の区別をしないことである。60歳代のランナーとしては、今回の郡山陸上協会の対応には大感謝である。
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小川 孔輔 様
このたびはRUNNET大会エントリーサービスをご利用いただき誠にありがとうございます。
以下の申込み内容の通り、大会エントリーを承りましたのでご案内いたします。
【エントリー内容】
参加者/大会名/種目名 参加料 手数料 その他
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小川 孔輔 様
第20回郡山シティーマラソン
10マイル 男子 18歳以上(高校不可)
3,000 円 100 円 0 円
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使用ポイント: 0
合計(税込): 3,100 円