親切な乗り継ぎ切符@福島駅のみどりの窓口

 昨日から、元院生の水下くんが主宰する「商品開発・販売促進研究会」のセミナーで、福島に来ている。311以降、福島駅で電車を降りたのははじめて。会場は、駅前の立派な結婚式場だった。


福島県の中小規模の食品メーカー20社から、約40名のかたが参加してくれた。震災以降、商売の苦境を乗り切ろうと集まった参加者は、90分の講演を熱心に聞いてくださった。

 地元福島の包装材料メーカーで、天童ハム(サラミのメーカー)も経営しているトーホー産業が、水下くんの熱意に応えて、研究会をバックアップしてくれている。守下会長、社長(親子)が彼のスポンサーである。

 懇親会のあと、68歳の守下会長が、3次会まで付き合ってくださった。ごちそうさまでした。今後とも、水下くんをよろしく!

 いまは、東北新幹線はやて号で、八戸に向かっている。食品スーパーのユニバース(アークスグループ傘下)の花売り場を視察するためである。ユニバースは、佐久間さんの時代からのJFMA会員である。今年から同社は、日持ち保証販売を始めることになっている。そのため、JFMAの松島専務が、今月、八戸の現場を視察している。わたしは、明日、一関ハーフを走るので、急遽、予定を変更して、ユニバースの店舗を覗いてみることにした。一昨日、小松バイヤーの携帯に連絡をして、対応をお願いした。午後に、八戸駅まで、迎えに来てもらうことになった。楽しみである。

 ところで、福島駅のみどりの窓口で、朝10時12分発の「やまびこ53号」の切符を頼んだ。八戸までの直通電車はない。仙台で、「はやて19号」に乗り換える。

 さきほど、10時38分に、仙台駅の11番ホームで、やまびこ号からはやて号に乗り換えた。やまびこは6号車10Eである。はやて号が、数分あとに12番線に入ってきた。福島駅の窓口係の駅員さんが発見してくれた座席シートの番号は、同じく6号車16Aである。向かい側のホームの列車の、ほぼ同じ位置から乗車すればよい。楽チンである。乗り換えの時間が数分しかないから、ほとんど歩かなくて済んだ。ありがたかった。

 ふと考えてみた。同じホームで新幹線を乗り継ぐ場合、発券をする駅員さんは、乗り継ぐ電車の号車を自分(人間)で判断するのだろうか。それとも、コンピュータが自動的に最適な最短経路を割り当てるのだろう?わたしのケースのように、やまびこ号の6号車から、はやて号の6号車に、である。

 もし人間の判断ならば、すばらしいホスピタリティー教育を、JR東日本は実施していることになる。コンピュータが割り当てるのであれば、割り当てるプログラムがどうなっているのか気になる。どちらにしても、わたしにとっては、乗り換えがきわめてスムースにできた。同じような体験をみなさんもおもちだろうか?
三島の研修所にいる息子(まつぎ)に聞いてみればいいか(笑)。

追記

 いま帰りの切符が手元にある。八戸駅16時36分発はやて34号、8号車17A。盛岡で、はやて112号に乗り継いで一関まで。この電車は、3号車4Eである。先の下りの八戸行き「はやて号6号車」は、偶然の割り付けだったのか。あるいは、それとも、ホームの乗車位置は最適化されているのか。

 同じ駅員さんが発券した切符である。謎は深まるばかりだ。