日曜日(5月6日)の午後に、飯田市で花店を経営している佐々木(浩平)さんご夫妻を訪問した。「(株)花はん」は、JFMA発足以来の会員さんである。わたしが法政大学の産業情報センターで「フラワービジネス講座」を開いていた時からのお仲間である。
花はん本店は、中央高速道・飯田インターから、車で約2分のところにある。JRでは切石駅が近い。本店の前には、有名な「喜久水」の酒蔵があるので、はじめて訪問する人でも場所がよくわかる。
本店以外には、アピタ(飯田店)の中に、インショップで花店を経営している。佐々木さんのお話によると(売り場を見る余裕がなかったので)、そのほかに、地元の量販店の中で、セルフの売り場を数か所、委託で運営しているという。
本店のある鼎切石(かなえ きりいし)を訪問したのは、お昼過ぎだった。5年前に、道路を挟んで斜めの前の敷地が売りに出されたらしく、その土地を購入して移築した現在の本店は、45坪ほどの大きさである。作業場所も入れると、65坪ほどになるだろうか。全体的にゆったりと設計されている。
店頭には、アジサイなどの季節の花が、所狭しと置かれている。しかし、シンプルで清潔感のある店構えである。まるで、佐々木さんご夫妻のお人柄のようだ。
車で買い物に来る客もいるらしい。店前には、駐車スペースが16台分ほど、ゆったりととってある。店舗の二階は、佐々木さんのお住まいである。
結婚式場(シルク会館)への納品や葬儀の花の扱いで、商売の基礎はしっかりしている様子がわかる。作業場も店舗も、きれいに整理整頓が行き届いている。
佐々木さんとは、これまで何度も、海外視察ツアーでご一緒させていただいている。欧州、アフリカ、中南米、タイなど、ご夫婦で毎年、参加されている。JFMAにとって「最優良会員」さんである。
ちょっと心配なのは、奥様が足を痛めていらしたことである。「次回のツアーまで、なんとか直しておかなくっちゃね」と笑っておられた。今年の一月も、氷点下10度のワルシャワ市内を、一緒にポーランドの花市場や花店めぐりをさせていただいた。
たまたまだが、佐々木さんのご主人は、訪問前日の5月5日(こどもの日)が誕生日だった。今年75歳になられたそうだが、見た目は70歳を超えているように見えない。お元気である。来月は、ショッピングセンターのツアーで、中国(上海と北京)を訪問するという。
うらやましいのは、子供さんが4人、お孫さんが11人もいらっしゃることだ。三男のかたが花店を後継している。ご次男さんは、法政大学経営学部の出身である。花ビジネス公開講座の存在を知ったのも、法政大学のご縁だった。
佐々木さんは、とてもおしゃれな方である。最初にお会いした15年前から、英国紳士のように、いつもサスペンダーで素敵な帽子を被っていらした。ご一緒させていただいた、パリ(フランス)やロンドン(イギリス)、ナイロビ(ケニア)やボゴタ(コロンビア)の町でも、そのスタイルはずっと変わらなかった。
来月(6月19日)には、JFMAの国際セミナーが開催される。総会にも参加されるという。また元気な姿で、お会いおできることを楽しみにしています。奥様とは、来年こそは、オセアニア(オーストラリア、ニュージーランド)にツアーで行きたいですね。
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「株式会社花はん」
◆本店
飯田市鼎切石4340-1
TEL・・・0265-24-1187 FAX・・・0265-52-1421
営業時間・・・AM8:30~PM6:30
◆アピタ飯田店
飯田市鼎名古熊2461
TEL・・・0265-48-5658
営業時間・・・AM10:00~PM9:00