「ご存知の方、教えてください!遠い昔に訪れたすてきな簗場」という表題(6月28日)で、昭和46年の夏に、友人たちと訪れた簗場のことを書いた。その後も、このブログ記事へのアクセスは、毎日コンスタントに10件~20件はあった。そして、
昨日、福島県郡山市の斎藤さんという方から、簗場に関する情報提供のメールが来た。「その簗場は、馬越(まこし)の簗場だと思います。」というメールであった。そのままで、紹介したい。
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はじめまして!
ブログを読んでお便りします。
昔 行ったやな場とは 馬越(まこし)の簗場だと思います。
私も 息子が奥会津に就職して、苦労しているので
列車で 家事をしに時々アパートを訪ねます。
きのうも行って 息子に気晴らしをしてもらおうと
若い頃父親に連れていって貰った 馬越の簗場を
ネットで調べて行こうとしました。が
馬越のやな場亭というのが出てくるのですが
馬越のやな場の地図がいまいちわからず
同一の電話なので かけてが繋がらない・・・
結局 別の殿様のやな場に昨日行ってきました。
まだ 子をもっていませんでした。
帰りに芦ノ牧温泉駅で駅員さんに聞いたところ
火事で焼けてしまったのだそうです。火を出したと
いうことで、再建は認められず、馬越のやな場亭という
食堂になったようです。
思い出の中の 馬越のやな場は川沿いにほったて長屋
ような柱と屋根、地面にむしろを四角く敷いて 真ん中に
炭火。その回りに串に刺したアユを斜めにかざして刺して・・・
たどり着けない思い出でした。
見ず知らずなのに、初めて一生懸命メールした58歳の主婦でした。
福島県郡山市
齊藤 弘枝
齊藤 弘枝
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さっそく、「馬越の簗場」を検索してみた。長岡からはかなりの距離がある。当時は高速道路が通っていなかったので、車で行くとしたら二時間はかかっているはずである。そんなに長い時間ではなかったような気がする。奥只見ダムの近くだったような、、、
いずれにしても、真夜中だったので、そのときの記憶ははっきりしない。斎藤さんが覚えている「簗場の風景」は、わたしの記憶とはやや異なっている。
わたしの記憶にある簗場は、大きな囲炉裏の周りに串刺しで鮎を焼いていた。その鮎を、熱い日本酒にじゅっと入れて、鮎酒を飲ませてもらった。設備はもう少し立派だったような気がする。
いずれにしても、斉藤さん、ご連絡ありがとうございます。「馬越の簗場(料理店)」と「殿様の簗」はいつか行ってみることにします。
なお、天竜川で本格的に簗を運営しているNPOの方から、簗場を紹介していただいている。こちらは、今年は、大雨の影響で9月11日に設営のようだった。機会を改めて、訪問したいと思っている。