JFMA国際セミナーの10年目

 JFMAでは、数年前から春開催の国際セミナーを、「お花屋さん活性化セミナー」としている。遠藤次男顧問からの提案ではじめたものである。2月14日のFVキャンペーン以来、わたしたちは花市場の活性化に努力している。今回は、全国の花店を応援するセミナーの色あいが濃い。


今回は、テーマを「消費者の目線に立った花売り場の作り方」とした。6月14日(火曜日)の午後、セミナーとシンポジウムは、法政大学のボアソナードタワーで開催される。
 スイス・ミグロ(生協)からは、ニコル・メイヤーさん(シニアバイヤー)を、オランダ・フラワーウォッチ社からは、イェロン・バン・ダー・ヒュルストさん(代表)を招いてのセミナーである。
 
 二コルさんは、これが二度目の来日である。原発の問題で、来日までの最終決定が遅れていた。困難を押しての講演来日である。小売店頭の作り方や品揃えについて、お話をしていただく予定である。
 フラワーウォッチのフュルストさんには、鮮度管理の最先端技術について講義していただく。JFMA常務理事の海下さんの解説がつくはずである。
 震災後に花の市場は動揺している。その困難を乗り切るために、全国から花産業に携わる皆さんが結集することになるだろう。当日は、JFMAの総会と、シンポジウムも開かれる。
 
 なお、わたしの大学院の学生たちふたりが参加する予定である。ひとりは、コロンビア人の大学院生(ホルヘくん)、もうひとりは、広島から留学してきている物流会社の若社長(山下くん)。
 現在、ふたりとも花産業と接点を持とうとしている。研究テーマは、花の国際ビジネスと鮮度物流改革である。お友達になってあげてください。