メールへの反応時間の解析(1月3日16時~1月5日17時)

おもしろい実験をしてみた。アドレスを登録してある約1000人に、年賀をかねた異動の挨拶メールを同報した。3日の夕方16時に発信して、誰からどのタイミングで返事が戻ってくるのかを確認してみた。最後に「お返事は不要です」と付け足してみた。親しい人以外からは、これで返信は来ないだろう。以下は、実験の結果である。


1月3日の16時台がスタートである。データの最終は、昨日(5日)の17時台までである。
 あいさつのメールは、16時7分に送信された。データの行列の第1列が、時間帯(例:16:00~)、第2列が個人HPへの時間当たりアクセス数(例:51)、第3列がわたしのメールへの返信数(例:4)である。例の数字は、2010年1月3日 16:00 ~のデータである。   
 最終列の括弧( )の中は、返信(4)の内数をあらわしている。最初が「大学・学会関係者(例:1)」、二番目が仕事関係(例:3)、最後が元学生(学部生と院生の合計:0)である。

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▼2010年1月3日
 16:00 ~ 51    4 = (1+3+0) 
 17:00 ~ 101  1 = (0+1+0)
 18:00 ~ 126   2 = (0+2+0)
 19:00 ~ 79     0  
 20:00 ~ 46     1 = (1+0+0) 
 21:00 ~ 77     1 = (1+0+0)
 22:00 ~ 91     1 = (0+0+1)
 23:00 ~ 38     2 = (1+1+0)
      小計  12 = (4+7+1)
▼2010年1月4日
 00:00 ~ 65    2 = (0+1+1)
 01:00 ~ 14    0
 02:00 ~ 33    0
 03:00 ~ 26    0
 04:00 ~ 11    0
 05:00 ~ 30    0
 06:00 ~ 29    0
 07:00 ~ 50    1 = (0+0+1)
 08:00 ~ 104  1 = (0+0+1)
 09:00 ~ 79    2 = (0+2+0)
 10:00 ~ 73    6 = (0+4+2)
 11:00 ~ 99    8 = (3+2+3)
 12:00 ~ 94    4 = (0+3+1)
 13:00 ~ 78    3 = (1+1+1)
 14:00 ~ 60    0
 15:00 ~ 84    2 = (0+2+0)
 16:00 ~ 224  2 = (0+2+0)
 17:00 ~ 114  1 = (0+1+0)
 18:00 ~ 106  0
 19:00 ~ 56    3 = (1+1+1)
 20:00 ~ 47    0
 21:00 ~ 88    0
 22:00 ~ 39    0
 23:00 ~ 90    0
      小計  35 = (5+19+11)
 ▼2010年1月5日
 00:00 ~ 75    2 = (0+0+2)
 01:00 ~ 36    1 = (1+0+0)
 02:00 ~ 32    1 = (1+0+0)
 03:00 ~ 41    0
 04:00 ~ 14    0
 05:00 ~ 24    1 = (1+0+0)
 06:00 ~ 5      0
 07:00 ~ 31    2 = (1+1+0)
 08:00 ~ 59    0
 09:00 ~ 36    2 = (0+1+1)
 10:00 ~ 69    2 = (0+2+0)
 11:00 ~ 54    1 = (0+1+0)
 12:00 ~ 106  2 = (1+0+1)
 13:00 ~ 205  1 = (0+0+1)
 14:00 ~ 92    1 = (0+1+0)
 15:00 ~ 96    1 = (0+1+0)
 16:00 ~ 116  1 = (0+1+0)
 17:00 ~ 116  1 = (0+0+1)
     小計  19 = (5+8+6)
合計:返信数 66 = (14+34+18)

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 コメント:
 5日までのレスポンス率は、7%弱であった。17時以降の返信は数件あった。この数字は、ちょうど先日紹介した「未到達率」(9%)に近しい数字である。おおよその傾向をまとめてみる。

(1)大学の先生は、早くに反応する群とゆっくり返事が来る群にわかれる。その比率は、ほぼ半々である。極端な「変人のグループ」なのだろう。やはり夜中に起きている人が多い。
(2)企業人からは、相対的に早めに返信が来ている。しかも、当たり前だが、仕事中のメール送信である。花業界の人は反応が早いことが確認できた。
(3)元学生からのメールは、返信のタイミングがランダムであった。職場と自宅とから半分ずつくらいだろうか?誰から来たかを見ると、学生とわたしとの距離感を感じさせる。
(4)HPへのアクセス数と返信数との間に、とくに高い相関はみられなかった。しかし、昼間の時間帯と夕方にピークが見られるのは、両者とも同じである。さすがに夜中に返信するひとも、ブログを読んでいる人も少ない。昔ならば、友人たちももっと遅くまで起きていたかもしれないが。
(5)データには示されてはいないが、返信数のうちの女性比率が相対的に低いように感じる。元学生などは、主婦になっていたり、お正月は忙しかったのだろうか?

 このデータを見た皆さんは、どのように感じただろうか?そろそろお昼の時間帯に入る。