オランダの山本清子さんから、オランダの輸出統計が送られてきた。切り花と鉢物の合計で、プラス4%。東ヨーロッパの輸出貢献度が大きい。それとは対照的に、ドイツとイタリアがマイナスである。ロシアは絶好調のようだ。
2011年5月16日
「切り花、鉢物の輸出額は4月までは4%伸び、合計額€20億になった。ロシアが先導して、東ヨーロッパは、強力なる伸びのしるしを見せた」
切花と、鉢物の伸びは、同じレベルであった。この事が、HBAG(切り花、鉢物Aalsmeerの輸出統計)で判明した。4月は、輸出額がほぼ1%上昇し、€5億4100万となった。
切り花、鉢物への需要は、同じレベルを維持したが、過去においてより変動が大きい。東ヨーロッパにおいての伸張は、南ヨーロッパの縮小を埋あわせた。
早めに訪れた北ヨーロッパの春は、オランダよりの切り花、鉢物の最も重要な販売市場である北ヨーロッパの需要を鎮めた。特に、切り花の卸額が、これにより重圧をうけた。平均的に見ると、鉢物の需要は水準を維持し、値段も維持できた。ほとんどは、暖かい春は、オランダよりの花壇物の販売には有利であるが、今年はこの有利な点が、殆ど見られなかった。
切り花の輸出額は、4月には1%伸び、€2億7800万となった。4月までは、プラスの4%となった。これの売上額は、€12億となった。鉢物、花壇物の輸出は、4月には、安定し€2億6400万であった。4月までは、4%の伸張で、輸出額は€7億8700万と成った。
<ドイツは不調>
ドイツにおいて、オランダと同じように4月は、値が抑えられ,これは,他の販売国より顕著である。東の隣国への切り花の輸出は、4月は、5%縮小し、鉢物花壇物は6%縮小した。
このトレンドは、3月にも明らかであった。上4半期の後、32%のシェアーと最大の市場であるドイツは、3%の伸びを見せた。4月の縮小によりこのプラス面が蒸発し、ドイツへの輸出額は、€6億4300万と去年と同じであった。
順位では、2番目に大きい販売国である英国への輸出は、4月までは8%の伸びで、この輸出額は、€2億200万の切り花(+4%)と鉢物€6400万(+24%)に別れた。第3位のフランスは、平均伸張4%で、€2億3900万で、切花の伸びは、6%で€1億5400万と鉢物が1%の落ちで、€8500万であった。
<南ヨーロッパはマイナス>
第4位国のイタリアは、4月までは4%落ち、売上額が€1億1000万であった。同じような落ちをスペインも体験し、売上額が€3600万となった。ポルトガルはもっと少なく、23%の降下と成り、輸出売上額が激減し€1400万となった。
3大ヨーロッパ南部の販売大国は、今年の4月までは、€1億6千万で、3大東ヨーロッパ取引先国よりほんの少し多かった。ロシアは、その中で一番重要な牽引国で、31%の伸張で、€7600万となった。
ポ-ランドの売上額は、10%伸び、合計€5400万となった。チェコは、最初の4ヶ月は、19%の伸張を見せ、€3500万と成った。このトップ3位の合計は、今年は€1億6500万で、前年は、€1億3700万であった。
<柔軟性、市場性を持たす>
市場性においては、南ヨーロッパと東ヨーロッパはお互いを比較することが出来ぬ。構成、地理学的,消費態度が,全く違う。
柔軟性と市場性追求のおかげで、オランダの切り花、鉢物輸出業は、この点につき適切に行動できる。全ての市場において競合は過激で、これが、債務方針の様な余分なマーケティング努力を必要とする。商業者は、このレースを維持する為に、常に核なる役割を徹底する。
納入業者の条件は、大規模で幅広く安定した、利用可能な革新的な品揃えと、時局的で、正確なる情報を習得し、変化する市場においてそれを理解する能力を持つ事である。これは、全ての市場仲間は、更なるコミュ二ケ-ションへの投資を要請する。
出典元:HBAG