ストレスと白髪の関係

 美容院・田谷九段店に、ヘアカットに行った。担当の半沢さんのお父さんを亡くなられて、予約がキャンセルになっていた。郡山から帰るのを待っている間に、髪の毛がのびてしまった。昨日、復帰してきたので、急きょ都心までカットしてもらいに出かけた。


小川さんの家は、家系的に、もともとが、「禿げない」「白髪が少ない」、髪の毛が黒い血筋である。ところが、「先生、右側だけ、今日は、白いのが目立ちましたよ!」と半沢さんから言われた。はさみで目立つところを、彼女がていねいにトリミングしてくれる。
 ここのところ、体調が不良だったな。原稿が先に進まなかったり、冷房病になってしまったり、走りがペースダウンしている。仕事も遊びも、全体的に不調だった。
 いろいろとストレスも多かった月でもある。その両方が原因で、髪の毛の一部に白いのが混じっていたと思われる。
 ストレス値が高まると、髪の毛が白くなる傾向があるらしい。個人の経験的ではたしかにそうなのだが、医学的にも、ほんとうに、この仮説は正しいのだろうか?
 
 わたしの場合、今回は白髪が右側に集中しているらしい。たしかに、鏡をのぞくと、右側の耳寄りの部分に、白いものがたくさん光って見える。「耳寄りな」話とは、ここから来ているのかな(笑)。
 冗談はさておき、「脳の左側」(理性系)が、ストレスにさらされているということだろうか?考えがまとまらないとか、良いアイデアがでてこないとか。仕事に行き詰るとか。交渉ごとがうまくすすまないとか。過去には、そんなときに白髪が増えていたような気がする。
 いちばん、白髪が目立っていたのは、笑ってしまうが、25年前である。思い出すと、留学中に、電話の英語が聞き取れなくて苦労したときだった。教室でも、大学院生の会話についていけなかったな。言語の困難と白髪は、何らかの関係があるのかもしれない。
 そういえば、言語中枢に問題があるのではないか、と思うことがある。というのは、ときどき舌が回らなくなるのだ。言葉が出てこなくなるときが、このごろ多くなっている。名前とか地名とか、である。

 本日は、講演が二本ある。ちょっと心配だな。多量の白髪を見つけたので。渋谷と丸の内まで、行ってきますが。