昨日、小川・本間監修の『異文化適応のマーケティング』(ピアソン)の最終校があがってきた。全体のボリュームは620頁。分厚い本だが、定価は4000円の予定である。5月20日の刊行が決まった。帯の文章は、コピーライターの岩崎さん(日テレ)の案が採用になった。
もう一件、2009年7月に日本経済新聞から出版した『マーケティング入門』は、今回で3刷りになった。テキストやゼミの教本に採用されているらしく、これもよく売れている。累積で7千5百部になった。予定では、1万部を突破していたはずなのだが、わたしの想定よりは出足が遅い。
また、今回、16年ぶりで改訂版を出すことなった『ブランド戦略の実際』(日経文庫)は、ほぼ骨組みが完成している。当初よりは20ページほど分量が増えそうだ。出版は7月中を希望している。
このままのペースだと、2011年中には、続いてあと2冊の本が出版される。全部で年間で5冊になる。一年間で出版された本で、これまでは2冊が最高だったから、すでに新記録である。
一挙にこれほどのまとまった仕事ができるのは、大震災のためである。すべての仕事がキャンセルになり、手待ち時間ができた。その間隙を縫って、複数の書籍の制作に並行して注力ができた。
世の中、何が幸いするかわからない。ただし、今週からは、とうとう雑用で忙しくなってきている。
本日も大学院の仕事(授業、インタビュー)がたくさんある。出かけてきます。