翻訳の原稿見直し作業が完了した。細かくチェックしてきたので、最終原稿の投入までに、なんと3ヶ月を要していまった。「まえがき」と各部の「導入部分」は訳し終えてあるので、あとは、「あとがき」を残すのみである。これは、書くのが楽しみである。
明日は、川越のヤオコー(川野幸夫会長)に、3年間、お借りしていた資料を返却にお伺いするつもりでいる。どうやら、川野会長は外出していて、直接には会えないようだ。
『小川町史』『小川信用金庫50年史』『写真集、明治大正昭和 ふるさとの思い出』など、重たい資料をたくさんお借りしていた。『しまむらとヤオコー』のあとがきに書いたとおりである。川野会長が、同書の生みの親である。
会長が本社にいらしたら、ついでに、ヤオコー社員向けに一括購入を検討していただくよう、頼んでみたいと思っている。ずいぶんとディスカウントができるようなので、、、
『しまむらとヤオコー』は、2011年1月31日と出版日が決まった。書店に出回るのは、それよりは先になるだろう。たいてい、出版日と配本日は、実際には一週間ほどずれるものである。
広告が新聞に出たときに、現物が書店にならんでいないとまずいだろう。しかも、雑誌もそうだが、奥付に書かれた出版日は、それよりも10日程度は、遅くしてあるものだ。拙著の場合は、出版日が1月31日だから、書店への配本は、1月21日~26日ごろになるだろう。
そのころ、わたしは、アフリカのナイロビ(ケニア)かアジスアベバ(エチオピア)にいるはずである。なんとも、気持ちが良い新年を迎えられそうだ。
翻訳(2月末?)とドキュメンタリー(1月)の仕事が終わったので、12月下旬からは、つぎのしごとに取り掛かる。『ブランド戦略の実際』(日経文庫)を改訂する作業をはじめる。
1994年の初版刊行だった。内容も事例も、旧くなってきている。まったく新しく構成を変えるつもりでいる。その間に、ブランド論も進化してきた。しかし、世の中に残っているブランド論のテキストは、わたしの文庫本だけになっている。あとは、本屋の棚からは、「消えてしまった」ようだ。
新装版を出版することは、それだけでも意味があるだろう。
初版にはなかった、新しいテーマ(章、節)は、ネットのブランディング、グローバル化(ブランド移転)、ブランド名の時間管理である。サービスのブランド化やブランド価値の測定法も進化している。厚めに書かなければならないのは、小売業やPB商品についてだろう。
もうひとつは、『日本でいちばん喜ばれているサービス』(生産性出版)である。こちらは、『しまむらとヤオコー』(小学館)の短編(8章+2話)にしたいと目論んでいる。