それまで2回も、サヨナラのピンチを乗り越えて(ホーム返球でタッチアウト二回)、両校の試合は延長戦にもつれ込んだ。最後まで、勝てそうかなと思わせてくれた。能代商業は、結局は破れました。でも、さわやかなチームでした。来年も頑張りなさいね。
NASスポーツクラブ@新鎌ヶ谷、ランニングマシーンの上を9KM。走りながら、第3試合を観戦。
1時間ほど走って疲れたので、そこからは、ロビーのTVモニター前に移動。
試合の進みは早い。能代商業が先行して、如水館がすぐに追いつく。1-1で同点のまま、延長戦に入る。能代商業は、何度もピンチを乗り越えた。
そして、迎えた延長12回表、相手のエラー(ショートの悪送球)で2-1で先行。野球では「隅1」(1回表に1点だけであとは0が続くこと)といって、あまり勝てないパターン。ようやく延長12回に2点目が入ったのだ。あと一回だけ、3人を抑えれば勝ちだった。
しかし、世の中はそれほど易くはない。左腕の保坂君は、11回までで投球数が180球を越えていた。相手の打線につかまりかけていたのを、守備陣が助けてくれていたのだが。
延長12回の裏、如水館は1死1・3塁のチャンス。ファーストゴロで、相手の3塁ランナーが飛び出そうとしていた。あれを一塁手が殺せなかったのが痛かったな。ランナーの動きをよく見ていれば、たぶん本塁で殺せたのに。
それにしても、負けてもさわやかな能代商業でしたね。保坂君のピッチングは、高校野球の鏡です。サッカー選手にはない、ちょっと「田舎くさい」感じのさわやかさが、チーム全体に漂ってましたね。
能代商業は、今年の夏で82歳になる実母の母校です。巨人好きの母は、どんな風にこの試合を観戦していたのでしょうか?
わたしたち(秋田県人)には、束の間の夢を見させていただきました。
秋田のチームが甲子園で、こんなに頑張れるのを見たのは、いつが最後だったか。20年ほど前の金足農?