本日、午後4時に、構想から9年かかった「ノンフィクション・ドキュメンタリー」の原稿(小川町物語)が完成した。枚数が256ページを大幅に超えているらしい。280ページくらいかな?これから、いくつかエピソードを削る作業がはじまる。「あとがき」も書かなくてはならない。
朝方に、全部の原稿(序章、1~5章、終章)ができあがったのだが、自宅PCが壊れてしまった。夜中に、コンピュータが枕元で急に起動しはじめた。なんと、そのために、夜中の2時半に目が覚めた!
おかしいと思っていたら、朝方にファイルをチェックしていたとき、突然PCが落ちてしまった。二回復旧をさせて、ファイルだけは、大容量のメモリースティックにセーブした。とりあえずは、安心である。あのまま、再起動しなかったら、ファイルをすべて失ってしまっていたはずだ。
編集の途中で、急に、ワードが停止してしまうのである。フリーズは何度か経験しているが、突然に電源が落ちてしまうのは初めてである。いったい、どうしたことなのか。ウイルスが悪さをしているのではないらしい。検疫ソフトでは、異常がみつからなかった。
ともかく、バックアップをとって、本日午後、本当は来なくてよいはずの大学に出てきた。
すべてのファイルをきれいにしておいた。研究室のPCは、おかげで大丈夫だった。書き直して、小学館に、全部のファイルを送信したのが、午後の4時すぎである。
PCが壊れたわりには、人間(わたし)は元気である。隣の高田朝子先生と無駄話をして、安堵の気持ちを取り戻した。「おー、完成まで、なんとも、長かったよな」と。誰も褒めないので、自分で自分をほめてあげた。
最後まで、こんな災難にあうなんて。どうにか出版にこぎつけることができたのは、ほんとに奇跡だ。みなさん、ほんとうに、どうも、ありがとう!難産だったが、「作品」として、完成したのだ。
全256ページ、初版6千部。予定販売価格は、1400円。当初の予定では、四六版、ソフトカバー、192ページ、予価1200円だった。ネット(アマゾン)には、すでに『しまむらとヤオコー』(予定価格、1260円)で予約受付がなされている。11月30日の発売予定だが、実際は、来年1月の刊行になるはずだ。
「この本が売れたら、わたしは大学をやめるぞ!」と宣言している。「とら(虎)たぬ(狸)」の計算では、初版は1カ月で完売。3万部を売り切るまで、わずか半年を予想。ヤオコーさんとしまむらさん、競合チェーン店の中堅幹部に、大量まとめ買いを期待している。
この本は、今回で完成するまで、執筆に9年を要している。当初は、「チェーンストアエイジ」(ダイヤモンドフリードマン社)に連載されたものである。2008年9月~2009年9月に月一回。千田直哉編集長、石川純一編集長、明知真理子さん(編集助手)、ありがとう。
千田さんには、書くことを鍛えてもらった。石川さんと明知さんは、執筆で「煮詰まっていた」私を、心理的に支援してくれた。いまでも、この3人には本当に感謝してる。
しまむら(小川町店)の元店長の伊藤孝子さんと、2007年12月31日に、しまむら小川町店で出会っていなければ。創業者の島村恒俊オーナーを、紹介していただけなかった。
そもそも、2001年11月17日に、川越のヤオコー本社で、川野会長と話すことがなければ。そのとき、しまむらとヤオコーが、同じ小川町出身の企業だと聞かされなければ。しまむらの藤原相談役と、福島空港までパイロット飛行に行くことがなければ。この作品は、いまここに存在はしていなかっただろう。
とにかく、本日のアルコールは、絶対にうまいぞ!