フィールドワークに協力していただける企業が、本日4社確定した。昨年からの引き続きで、「ロック・フィールド」(神戸:惣菜)と「雑誌オルタナ」(東京:チェコ料理)に加えて、カジュアル衣料品チェーンの「クロスカンパニー」(岡山:店舗は「アース」)、そして、カインズホーム(高崎:PB商品開発)である。
昨年度(2009年度)の「チェコ料理:ANO」(ブランボラークの開発)は、今年度(2010年度)は「ワイス・ワイス(グリーンプロジェクト)」に変更になる。ただし、プロジェクトの実施場所は、同じく原宿の店舗建物である。
昨年度のとの違いは、FWをはじめた数年前に戻って、専門職大学院の学生たちが学部小川ゼミのアドバイザーになることである。前回(2006年度)は、学部生から大学院生の質をきびしく問われたものである。勉学の忙しさにかまけて、決して手抜きをしないで、きちんと学生たちと向き合って欲しい。
わたしの経験だと、学部ゼミ生から高い評価を得られなかった大学院生が、卒業研究プロジェクトでよい成果を残したケースは一例も無かった。若い学生たちの視線は恐ろしい。大学院生が手抜きをしたり、指導がいい加減だと、学生はすぐに反応する。アドバイザーとしての指導プロセスは、大学院生にとっては、例えば、ベンチャー企業家のトップになったり、中小企業コンサルタントになったときに試金石になる。
大学院生の皆さんは、経験が少ない20代前半だからと、若者を絶対に馬鹿にしてはいけない。小川ゼミの学生諸君は、組織とプロジェクトに参加してくる人間をよく観察している。本当に、心して協力体制を整えて欲しい。
ゼミの学生たちも、自分たちでグループワークを進めるよりも、さらに厳しいリサーチと組織運営のマネジメント力を要求される。せっかく、テーマがいまもっともホットな4社から協力を得ることができたのだから。これまで以上に、FWリサーチにまい進努力をしてほしい。
5月20日から、実質的なFWの作業が始まる。今年は、地方出張が多くなるかもしれない。予算はたっぷり確保してある。