トルコ旅行日記#3:アンカラでは、一日オフで過ごせた

  今日は、アンカラ城壁から、市内を眺めてきた。雨模様なのに、空気が乾いている。タクシーとの交渉に失敗。アンカラのお城まで行ったのだが、帰りの車がなかなか拾えなかった。


アンカラは、トルコ第二の都市である。人口は、名古屋に近くて、400万人。トルコは子供の数が多い。そのことは、聞かなくともわかった。食器売場に行ったからだ。
 ハイパーマーケットの「5Mミグロ」(スイスの生協とスペルが同じ!MIGROS)で、セット食器の皿の枚数を数えてみた。標準が6枚。下手をすると、チャイカップが8個も入ったセットもある。日本なら、皿は4枚、多くても5枚。トルコは、大家族なのだ。

 クラウンプラザホテルの隣が、トルコ最大のショッピングモール、アンカモール(ANKA MALL)だった。お城から戻って、4時ごろから一時間半ほど、モールの中をぶらぶらした。
 このモールは、地上3階、地下一階。レイアウトは、米国のヒューストンにあるモールにそっくりだ。デベロッパーは、まちがいなく、米国の会社だろう。フードコートの配置(マクドナルド、KFC、ビザハット)や専門店モールの通路に置かれたワゴンの使い方まで、米国の多層型モールにそっくりだ。
 いまや、世界中にある大型モールは、わたしたちのような旅行者には、ちっとも魅力的ではなくなってしまった。世界中のブランドが集まっているが、どこでも同じだからである。
 ここでも、フランスのクラシックブランド、LOUIS VUITTON、CHANEL、GUCCIはもちろん標準装備である。ただし、トルコ、東欧ブランドらしきのもあった。名前がわからないのは、たぶん現地ブランドと判断したからだが(笑)。
 NATOが駐留していたことの名残りなのか、米国の影響が大きい。スタバ、リーバイス、ティファニー、ナイキ、ドッカーズ。スーパーの棚には、ペプシ、コーク、洗剤はP&Gのアリエール。欧州のカジュアルウエアは、ZARAのみ。あとは、よく名前がわからないローカルのマークばかりだ。
 昨日行った郊外の遊園地では、イタリアのフードブランドが優勢だった。ADAGiO。街中や城壁のテントでも、このブランドをよく見かる。
 トルコ人の顔をしげしげと眺めていると、世界中のどこかに繋がった顔相をしている。細面で洒落たイタリア人あり、髭を蓄えたコサック風のロシア人あり。一部、中央アフリカの黒人らしき黒い肌の人達もいる。中国的な顔のおじさんや、日本人みたいな瓜実顔もまま見かける。

 明日は、世界遺産があるカッパドキアまで行く。車をチャーターしてある。雲行きが怪しくなってきた。