MPSが、野菜と果樹分野(園芸産業)に進出することになった。MPSは、花の分野から出て、分野を植物全般に広げていく。その第一歩が、野菜と果樹の分野である。その先には、穀物(米麦、大豆)や森林などが待ち受けている。以下は、本日のプレス発表原稿である。
MPS:園芸産業総合認証-果樹・野菜での認証を開始-
MPSジャパン株式会社(社長:松島義幸)は、果樹・野菜のMPS-ABC認証を5月から開始します。
従来、MPS-ABC認証は、花の生産に限られていましたが、果樹と野菜に適用範囲を拡大するものです。 MPS-ABC認証は、花の生産用農地に投入した、農薬・肥料・エネルギー使用量と水・廃棄物の管理状況を4週間単位(1期)で報告、1年(13期)連続してデータを提出し、審査員による審査を経た後、農地に与えた環境負荷をポイント化して、AまたはBまたはCの認証を与えるものです。1年経過後は3ヵ月ごとに認証の見直しが行われるため、継続した改善が必要とされます。
MPS-ABC認証は、1994年に、花の生産者のためにオランダで開発された認証で、2010年時点で、世界34ヶ国で普及している世界的な認証です。オランダでは、MPS-ABC認証導入後、10年間で農薬は25%、エネルギーは22%使用量が減少しています。
日本には2006年に導入され、現在、花の生産者、207名が参加して環境負荷の低減に取組んでいます。 果樹・野菜の認証のシステムは、従来と同様で、果樹・野菜の生産用農地に投入した農薬・肥料・エネルギーの使用量と水・廃棄物の管理状況をもとに環境負荷の程度により、A、B、Cの認証を与えます。この認証のロゴマークはシールなどで生産物に付けることができるため、消費者も生産者の取組みを知ることができます。
◆ ロゴマークの使用例
MPS-ABC果樹・野菜ロゴ A認証のロゴ *2つのロゴが一緒に貼付されます。
A認証ロゴの123456は参加者番号で、生産者によって異なるため、誰が生産したかがわかります。 MPS-ABC認証の果樹・野菜への適用は、農薬や肥料を減らして果物や野菜を生産しようとする生産者を、第三者が客観的に認証します。また、認証のために提出したデータはカーボンフットプリント算定の基礎データとして有効に活用することができます。
<本件に関するお問い合せ先>
■MPSジャパン株式会社 TEL:03-3238-2702 FAX:03-3238-2701 E-MAIL:info@mps-jfma.net
<MPSジャパン株式会社 会社概要>代表者 :代表取締役 松島義幸本社所在地 :東京都千代田区四番町4-8 野村ビル6F 設立 : 平成18年8月1日 URL : http://www.mps-jfma.net/ 主な事業 : 日本におけるMPSの実務・運営・マーケティング