「小川町物語(仮)」の取材を再開している。本日は、しまむらのM社員さん(パート従業員さん)のインタビューである。ヤオコーさんには、先週、小澤部長とパートナーさん(田中さん)への取材が終わっている。取材前に、インタビューメモを渡している。たまには、執筆の舞台裏をあかしてみたい。
例えば、今回のしまむらの取材の事例である。インタビュ-の前に、以下のようなメモを、両社の広報担当者に渡している。インタビューは、通常、メモにしたがって、およそ1時間半から二時間である。しばしば、園田さん(小学館)や青木恭子(リサーチアシスタント)が同行する場合は、録音してテープおこしをすることもある。、
(前略: 案内文)
1 M社員さんへ
(1)しまむらでの一日の仕事、作業工程
(2)就社、採用(店長)に至るまでのこと
(3)「作業マニュアル」での改善提案の事例
(4)女性が働く場としてのしまむらという会社について
(5)その他
2 野中社長へ
(1)就社にいたるまでのこと
・どのようなルートでしまむらを知ったのか?
・先生になるはずだったと伺いましたが
(藤原さんと後藤さんから)
(2)現在の経営方針について
藤原さんの時代とは経営戦略が変わってきたと感じている。
・都市型立地の開拓
・PBへの取り組み
・コミュニケーション戦略(ターゲットの若返り)
・商品開発の方法(自社開発の方向性が強調されている)
(3)しまむらの会社組織について
・現在の社長としての組織作り
・野中チームはどのように編成されているのか?
藤原、後藤の時代からどのように引き継ぎをしたのか
・社風「しまむらは、風通しのよい、比較的うそのない会社」
この社風が維持できているのはなぜなのか?
(4)未来の経営
・国内の業態開発(モール出店、ビル中、駅前など)
・海外進出(台湾から中国本土へ)
・商品ラインの拡張(生活雑貨まで行くのか?)
・女性の活用(正社員ではなかなか定着がむずかしい?)
*取材は、M社員さんが3月25日(午前中)、
野中社長、4月6日4時からに設定されている。