サービスを「見える化」せよ! 『週刊 東洋経済』2010年3月27日号 掲載記事

 昨日発売の『東洋経済』の一面(表紙扉のすぐ後)に、JCSI(日本版顧客満足度指数)の記事がカラーで掲載されている。大宮駅のキオスクで、つい一冊購入してしまった。元学生から「先生、お顔が盛大にのってますよ!」と携帯メールで連絡があったからである。


生産性本部から、大学の研究室に、『東洋経済』の掲載分が送られているはずである。明日も、午前中に「人間ドック」(恒例の半日ドック)のあと、午後には、日本リテイリングセンターの大事な会合がある。
 大学に行くのを待っていたのでは、受け取りが来週の月曜日になってしまう。仕方がないので、千円札でおばさんに690円を支払った。
 経済系の雑誌を買うのはめずらしい。とうの昔に、経済学には興味を失ってしまっている。まず、経済予測が当たらない。当たり前である。科学的なモデルとしては、人間の期待がシステムの振る舞いを決めるので、いつも大事な前提が変わってしまう。
 経済学は純粋な意味で、科学とは言いにくい。だから、そもそも予測が困難である。とくに、実証分析に近いところの予測でに、近代経済学(計量部分)は役に立たないのだ。

 まあ、それはどうでもいいことで(長々とすいません)。
 JCSIの記事は、一面の広告になっていた。最初の頁が見開きで、わたしが解説を加えているスタイル。29の業界のCSI値が、棒グラフで最高点と最低点が掲載されている。つぎの頁を開いたら、牛尾治朗会長(サービス産業生産性協議会、ウシオ電機会長)がJCSIの応援演説をしてくれていた。
 解説記事は実に良くできている。あるセミナー会場で、わたしがインタビューに応じて話した内容なのだが、ライターのかたがよくまとめてくれていた。広告記事とも思えないほど、見事な説明である。
 3月17日の「MJ」の一面記事に続いて、JCSIの広報活動はうまく展開できている。それにしても、いまどきの顧客満足上位企業のサービスを、「A・K・B」とは。MJの編集者は、実にうまく表現したものである。
 A=「安価」、K=「簡単」、B=「便利」。座布団いちまい!である。