ミモザの日(3月8日)に、MPS-ABCの参加者の数が、全国で203名になった。MPSジャパン創設から3年半で、ようやくメンバーが200名の大台に乗ったことになる。今回の新しい参加者は、浜松PCガーベラからが部会全員で17名。山形おきたま、総勢21名である(14名は参加済み)。
リーマンショックの影響もあって、参加者数200名突破は、創業時の予定よりは1年ほど遅れての達成である。民間会社であるから、経営的にはずいぶんと苦しい時代をすごしていることになる。その状況は、いまでも変わってはいない。
MPSは株式会社ではある。しかし、実体としては、NPO的な組織である。利益団体として配当はできるが、創業の理念はあくまでも花業界の構造改革を推進するエンジンの役割を期待されている。日本の農産物流通に一石を投じるために、わたしたちがオランダのMPS財団の協力ではじめた組織である。
少し展開が遅れてしまったが、MPS-ABCの事業は、このあと、野菜の分野に事業を拡張していく。その場合は、JFMAのような花業界ではなく、農業分野一般やフードビジネスなど、外食産業などの組織とも連携を図ったいくことになりそうだ。
オーガニックレストラン認証、料理教室、スーパーの食材供給部門など、夢はさらに広がっていく。MPSが拡張性の高いシステムであるメリットを、もっともっと生かしていきたいものである。
MPS-ABCは、つぎの節目は、300名の大台である。