白鳥5羽が2日の夜、清水口調整池に飛来!+電通でMS学会開催

調整池の白鳥が、これで9羽になった。オオハクチョウが8羽、コハクチョウが1羽。11月末まで、シベリアから戻ってきたのは4羽だけだった。全部がオオハクチョウ。毎朝、池の周りを走るが、残りの10羽(春に飛び去ったのは14羽)が戻ってこないので、ずいぶんと気を揉んでいた。2日の夜に、9羽になっていた。


池のフェンス掲示板には、「白鳥の会」の人がこまめに記録を残してくれている。10年間、いつ何羽、飛んできたのか?調整池のハクチョウの様子が、実に詳細に記録している。12月に入っても、白鳥の群れが日本に戻ってこなかったのは、これまで二回あった。だから、シベリアから北海道の湖沼を中継点にして千葉まで、飛行の途中の事故などを心配していた。今日現在、それでもまだ5羽は戻ってきていない。

 白鳥は案外、鳴き声がうるさい。「白鳥の会」の人たちが、フェンスを越えて餌付けをしている。おこぼれを目当てに、マガモたちが寄ってくる。白鳥とマガモがエサをとりあう場面を毎朝、見ることになる。

 ひょこひょこと、おこぼれのエサを求めて水の上を泳いでくるマガモたちを見ているのもおもしろい。9羽の白鳥に比べると、圧倒的な数である。1000羽はいるだろう。その中に白鳥だから、グレーのマガモキャンバスに、白鳥の白が際立っている。パッチワークの絵を見ているようだ。痩せた白サギやおしどりなどもいるのだが、マガモの大群に隠れて、彼らの識別がむずかしい。

 白鳥とその他マガモでは、生存競争の環境がちがう。「甘やかされている」白鳥たちは、優雅に活きている。北の国からの旅はきびしかったのだろうが、この池に到着したところで、春までのエサは確保される。約5ヶ月、つかの間の安寧の時である。

 本日から二日間、「日本マーケティングサイエンス学会」が東京の汐留で開催される。明日(12月6日午後)、大学院生(ドクターコース)の頼くんと、電通の会場で、ネットリサーチの結果(科研費調査)を発表する。「ラグジュアリー×エコブランド」という概念を発見した。そのプロセスを、ごく短い時間で発表する。