朝方コーヒーを飲んでいて、おもしろいことに気がついた。
昨年暮れ、セブン-イレブンのポイントキャンペーンで、スヌーピーのマグカップが景品になった。たしか応募期間は約一ヶ月だった思う。しばらくは、昼のお弁当をセブンーイレブンで買ったり、学生たちにもシール集めに協力してもらった。その結果、かわいいスヌーピーのマグカップを2個、手に入れることができた。
いつものようにそのマグカップでコーヒーを飲んでいて、ふとした瞬間だったが、スヌーピーの絵柄がわたしの側(口元)にではなく、反対側についていることを発見した。わたしは右利きではあるが、コーヒーカップの取っ手はいつも左手で握っている。その理由を考えてみた。わたしの仕事机の右側には、本や資料が山積みして置いてある。右手元から遠くて不便なので、左にはあまり資料類を置かない習慣ができている。右手で筆記用語(ペン)を握ってもいる。その結果、自然とコーヒーカップは左手(側)に来ることになる。
自分(右利きの左手持ち)を基準に考えると、スヌーピーの絵柄は、コーヒーカップを上からみて、取っ手のすぐ右側に来るの自然な気がする。おそらく、スヌーピーとわたしの顔が一緒に見えるはずである。お茶の作法にもあるように、自分の側にではなく、相手の側に正面を向けるのがお行儀がよい。相手から見える絵図が大切であるという実例がひとつある。ソニーの”VAIO”は、カバーに刻印された「ブランド名」(VAIO)が自分の側からではなく、ロゴを見る相手側から正しく”VAIO”と見えるように文字が配置されている。自分の目線からでは、VAIOの文字は逆さになって見える。VAIOを使いはじめた最初のころ、これは変な感覚だったが、「見られるときにロゴマークをきれいに見せるため」であると気がついた。
そんなわけで、コーヒーカップの絵柄や文字の位置をいくつか調べてみた。タリーズ(TULLEY’S)で購入したマグカップ(Lサイズ)は、英文(ブランド名)が「左から右に」書かれているせいか、TULLEY’Sの文字は取っ手のすく左側(わたしの場合は手前側)で始まっていた。パレットプラザ(DPE店)の景品カップ(これもかわいい!)は、a faithiful friend / more haste, less speed / have a good time / make yourself at home (意味不明?)とあって、これはどちらでもかまわないデザインになっていた。スターバックスのコーヒーカップは、例の「女神のマーク」が取っ手の両側についているので、右利きと左利きの両方に対応している。さすが、どちらの場合でも平等にバランスが良くできている。
というわけで、現段階で、わたしの仮説(左手の持ち手優勢理論)はその根拠が怪しくなってきている。皆さんはふだん、どちらの手でカップを持っていますか? そして、あなたの利き手は右手ですか?それとも左手ですか? また、あなたが愛用しているコーヒーカップの絵柄は、(カップを上から見たときに)持ち手の右側にありますか?左側についていますか?それとも、スタバのカップように、前後対称の「対デザイン」になっていますか?教えてください。