ブランド論の課題(お待ちどう様)

 お待ちどうさまでした。2006年前期「ブランド戦略」(個人レポート)の課題をUPします。一週間待たせましたので、締め切りも一週間延ばすことにしました。


ずいぶんと迷った末に、「(株)ハニーズ」をレポート課題とすることにしました。問いは全部で3つです。問1にはサブ設問があります。27日までに提出をお願いします。なお、本HPをご覧になっている方(とくに、大学院の卒業生)などで、ご自分も課題に挑戦したいと思っていう強者は、わたしに直接メールをください。採点します。20点満点です。

<課題>:以下の資料を読んで、以下の3つの問いに答えよ。
 ・締め切りは、8月27日(日)午前0時
 ・ワード作成で内藤のアドレスにメールで提出のこと。   

<資料>
 資料1: 小川個人HP(ハニーズ江尻社長との対談)
  2006年6月21日 わたしの聞き取り作法(2)」(事例:(株)ハニーズ)
 2006年6月27日 「わたしの聞き取りの作法(3)」最終原稿
 資料2: ㈱ハニーズHP(自分でアクセスのこと)
  ハニーズ会社説明資料 (小川研究室アシスタントの内藤光香
  nmitsuka@hotmail.co.jpにメールで問い合わせのこと)
 資料3: 小川HPの
https://www.kosuke-ogawa.com/frame/f_rr.html
  ハニーズ検索記事(8月7日アップ)  

<問1>
 ハニーズのブランド戦略を、以下の観点から評価せよ。
(1)店舗ごとに別のブランドを立てるのではなく、自社ブランドを売場ごとに
   展開する「独特のブランド戦略」について、その有効性を考えよ。

<参考>: 江尻社長の発言(小川のインタビューに対する回答)
――実は、法政大学の女子の学生にハニーズを知っているかと聞いてみたんです。ところが、あまり知らない。ただ、いろいろ話を聞くと買った経験があるんですね。
江尻:店名で買うのがブランドですけど、店名で買わないから店名を覚えてないんです。
――この業態で、知名度が高いというのは逆に不安要素になる?
江尻:ですから他社はリスク回避として、多業態でやられるんでしょうけど、うちは1店舗が多業態なんです。スポーツカジュアルのJハニー、フェミニンなシネマクラブ、109系のコルザ、きれいめのグラシアとタイプの違う4ブランドを持っていますから。だから1つが落ち込んでも、別でカバーできる。
――他社は、ブランドを立ててそれに商品がくっついてきますが、ハニーズは商品と仕組みで売っている。
江尻:そう、我々は本当にマーケットインでお客に合わせているだけですから。
流行ものだから、来年着れる保証はない。だったら安いものでという気持ちは、女性はすごく強いんですね。でも流行でないものは着たくない。女心は非常に微妙で、人と同じものではない流行のものが着たい。

(2)こうした店舗内PB商品によるブランド展開は、将来的にも有効だろうか?
(3)新しい店舗業態として「ハニーズブランド」(ネーミングは各自考えよ)を
   展開する可能性はあるだろうか?

<問2>
中国の「ハニーズ上海」は出だしが絶好調だと新聞などでは報道されている。「ブランド論」の授業中に取り上げた「ユニクロの上海事業」の実際と比較して、早くも7店舗になったハニーズの強みはどこにあると考えるか?また、問題点があるとしたらそれはどんな点か?

<問3>
ハニーズのMD(商品政策:商品開発と店頭マーケティング)に関して、独自の思うところを述べよ。とくに優れている点は何か? また、現在の事業モデルの改善提案はあるだろうか?