久しぶりに、桂文珍さんの独演会に行ってきました。場所は、総武線の中野駅から徒歩8分のところ。工事中の鉄柵を避けて、たどり着いたのが、「なかのZERO」という大きなホール。かつてのライブ音楽の殿堂「中野サンプラザ」の跡地とばかり、勝手に想像していました。しかし、実際は全然違う場所でした。
文珍さんの独演会は、コロナ前は国立劇場で開催していました。ところが、今年から建て替えで、2029年まで使えなくなっておりました。建物が傷んでいたからでしょう。この国のやることは、実におっとりとしています。これが民間企業だったら、金利負担でたいへんなことになります。
さて、昨夜の演目は、「落語記念日」、「老婆の休日」、「星野屋」の3席でした。星野屋は、関東人のわたしには、ちょっとえぐいネタでした。それに反して、老婆の休日は、何度聞いてもおもしろいネタ。文珍さんは演じる度に、この話を進化させていきます。老婆は、進化しませんが、ネタとしては大満足の一日でした。
わたしが本日の午前中に、画像を投稿したインスタを見た元院生の大西君から、「岡本吉晴先生も、(文珍さんの独演会のことを)フェイスブックにアップされていましたよ」とメールが流れてきていました。コロナ前の最後の独演会では、国立劇場の会場でお会いしています。先生は変わらずに、落語を楽しまれているようでした。
文珍さんの落語が終わってから、かみさんと税理士の阿部修さんと3人で、中野駅の南口で合流しました。わが「オフィスわん」の会計は、中野に事務所がある「クローバー会計」(阿部さんの会社)に、25年ほど全面的にお任せしています。税理士の阿部さんは荻窪にお住いで、たまたま昨日は中野の事務所で仕事に出ていらっしゃいました。
独演会が始まる15時少しまえに、「落語会の後で食事ができるお店」を推薦してもらおうと思いメールした。お時間があったようで。通りを全面的にイルミネーションで飾っっている通りにある、「五感」という名前のイタリアンに連れて行ってもらうことになりました。
美味しいイタリアンでした。食事もシェフの男性も、店員の女性も気が利いていました。楽しく3時間、赤と白のワインを2本、空にしてしまいました。たまには、遠くにいる友人と食事をするのもいいものです。食事内容は、インスタで紹介してあります。また行きたくなるお店でした。そうそう、「五感」で楽しむイタリアンでした。わん