ふたりのお孫さんが通っている小学校が、開校から90年目を迎えている。「90歳の誕生日」の記念に、わが家から歩いて2分のところにある小学校が、子供たちの父母や曾祖父母を小学校に招待してくれている。本日まで3日間(12月11日~13日)、小学校の教室とその他の教育施設を、小学校に通っている子供たちの親族に向けて開放している。
小学校が開放しているのは、通り一遍の授業風景だけでない。課外授業で利用する工作室や理科室、家庭科で取り組んだ作品なども公開している。小学校の校舎は、ありがちな戦後に建てられて3階建て鉄筋コンクリートの建物だが、とても日当たりが良い。
広い廊下の明るい教室、心地よい雰囲気の中で、子供たちは種々の課題に取り組んでいる。われわれの時代とはちがって、授業参観は子供たちがグループで実施する授業が基本になっている。個人の発表もあるが、チームを組んでの音楽演奏や、集団で取り組む作り物の共同製作が中心である。
いまの小学校の様子がわかって、招待された両家4人の「ジジ・ババ」は大満足だった。安心して子供を預けられる環境が整っているからだ。図工や絵画の完成作品を見ても、子供たちがのびのびと育っていることがわかる。
わたしたち親族は、葛飾区が提供してきた教育サービスの質を賞賛している。賛否両論はあるが、東京都で最初に学校給食を無償したのは、葛飾区の青木区長である。わざわざ前の郡山市長の品川萬里氏から、葛飾区の学校給食について電話で問い合わせをいただいたことがある。
仲介のために区役所に問合せたところ、品川市長は青木区長にすでに連絡を取ってしまった後だ田。葛飾区が小中学校の教育サービスに力を入れていることはわかっていたが、実際に孫たちの授業風景を見ていると、それが本当のことだと実感できる。
わたしなどはすでに教職から引退しているので、葛飾区に住民税をたくさん納めているわけではない。それでも、葛飾区以外の都道府県に「ふるさと納税」をする必要性を感じない。そのまま税金はこの葛飾区に納めたいという気持ちになる。


コメント