小川ゼミの新田美砂子さんに、年末のアフターゼミでの発表をお願いしました。新田さんは、わたしが法政大学で「NOAF」(農水省のオーガニック農業の普及プログラム)の代表幹事だったころ、メンバーになっていただいていました。NOAFの運動は途中で頓挫しましたが、メンバーだった若手の皆さん(千葉さん、小野さん、高橋さん、西辻さんなど)が、「次代の会」(次代の農と食を作る会)を組織して運動を継承しました。
新田さんは、「次代の会」や農水省が支援する「OVJ」(オーガニック・ビレッジ・ジャパン)の運動で、オーガニックを普及するための地域プロジェクト(山形や島根など)に従事するために、若者たちを支援するプロジェクトに加わりました。その成果を今回、アフターゼミで発表してもらうことになります。
新田さんのプレゼンは、年末の12月26日(金)で、場所はいつもの神田小川町のオフィス。タイトルだけでは内容がわからないだろうと思い、新田さんに発表の要約を文章化してもらいました。以下に、美砂子さんから送っていただいた要約を貼り付けます。
農水省の会議(「有機農業の取組拡大に向けた意見交換会第5回@2025年9月11日)で発表したオリジナルのパワポは、農水省のHP(https://www.maff.go.jp/j/seisan/kankyo/yuuki/r7_iken/250911.html)に掲載されています。
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「有機農業産地づくり ~人と人を繋ぐ、人を育てる~」
㈲コートヤード 代表取締役 新田美砂子
農林水産省は、2050年までに化学農薬・肥料使用量の削減、CO2ゼロエミッション化、有機農業の拡大などを目指す「みどりの食料システム戦略」を推進しています。その推進事業の一つとして、有機農業に地域ぐるみで取り組む産地(オーガニックビレッジ)の創出に取り組む市町村を増やす取り組みがあります。
弊社(有限会社コートヤード)は、その事業を支援するオーガニックプロデューサーという立場で地域に入り、この事業の支援をしてきました。そもそも、長い間各地でアウトロー的な存在だった有機農業や有機農業者を地域内で増やすのは、そう簡単なことではありません。しかし現地に通い3年間で新たに7名の有機農業に携わる人を増やしました。
なぜ増えたのかという話を、先日農水省の意見交換会で発表し、今後の有機農業拡大への課題について意見を述べさせていただきました。
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