6月初旬に書き始めた「ローソン本」が、昨日になってほぼ完成した。あとは、エピローグの後半2頁分を残すのみである。昨日までの150日間、他の仕事はほとんど触らず、ローソン本だけに集中してきた。
2018年にいったん中断していた執筆作業を、2023年1月に再始動。3.11に停まった原発の再稼働のような状態だった。23年中に取材とインタビューをほぼ終えて、24年の6月から10月まで5か月間を執筆の時間に充ててきた。
2023年1月、竹増社長に、本のコンセプトと構成のモデルチェンジについて、再検討する由の手紙を書いた。再始動後には、約20名の方(社員とオーナーさんなど関係者)へのインタビューを敢行した。新年度に入ってからは、足りない部分を現場取材(例えば、稚内4店舗やローソンファーム千葉など)で補った。
竹増さんのインタビューは、今年度に入っての一度だけだったが、折に触れて広報の説明会や展示会(各地のローソンセミナー)で竹増さんの動向は追っていた。常勤監査役の宮崎さん(元専務)や広報部長の楯さん(常務執行役員)、杉原広報マネージャーには、インタビューや現場取材に同行していただくことも多かった。
複数店を経営するMO(マネジメントオーナー)さんたちとは、取材を通して懇意にしていただいた。北は北海道から南は沖縄まで、7年間で20人以上のオーナーさんと直に話す機会をいただいた。本書にも、6人のオーナーさんが登場する。
最終的な書名と装丁がいまのところ決まっていない。本の表紙(装丁)は、できれば竹増さんが「両手でL字を作って、店頭で”ハピろー”をしている似顔絵で飾りたい」と思っている。こちらは、装丁を依頼する大内おさむさんの考え方、次第になる。
書名の方も、攻撃的なタイトルが採用してよいのならば、『新潮45』の論考タイトルをそのままに、当初の仮タイトル「ローソン 挑戦と革新」に、サブタイトルで「ローソンがセブンを超える日」を加えてみたいと思っている。
実現するかどうかは、ローソンさん側のご意向と、PHP研究所の販売戦略によるだろう。著者のわたしは、この際は「予言の自己成就」をも狙って、攻めの姿勢を堅持してみたい気持ちでいる。
本の発売は、2025年3月初旬。ボリュームは、250頁~280頁の間になりそうだ。価格は1600円(税抜き)。全国の大手書店やネット販売だけではなく、今回に限っては「マチの本屋さんのコーナー」(書籍の棚2本)がある全国のローソン3500店舗でも販売することが予定されている。
ローソン本は、わたしの54冊目に書籍になる。身長で換算すると約120センチ(翻訳された6冊の本も含む、一冊の平均が2センチ)。これまでもっともたくさん売れた本は、日経文庫の『ブランド戦略の実際』(1994年)で、約5万部(初版+2011年の改訂版)。増刷回数では、同じく日本経済新聞出版社から出された『マネジメントテキスト マーケティング入門』(2009年)でこれまで13刷を記録している。
今度の本は、どちらの記録もブレイクしそうな勢いだ。15刷で10万部を目指してほしい。
読者の皆さんに、重ねてのお願いです。本の注文と書籍の紹介で、ご協力をお願い致します。
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