昨年夏から依頼されていた、某公益財団の理事職就任が遅れることになった。親しい友人たちには知らせてあったが、わたしを含めて数人が、某財団の理事と評議員に就任することになっていた。理事の入れ替えと同時に、財団そのものの制度改革を進めたいと代表理事は考えていたらしい。
一昨日になって、「事務的な作業と折衝に時間が取られて、年内の制度変更が間に合わなくなった」というお詫びのメールが届いた。12月20日に予定されていた新しい理事会への出席も延期になった。
東京オリンピック2021の運営への批判、大阪万博2025の予算超過などが、背景にはあるのだろうと理解している。最近では、安倍派の不正な資金流用などがメディアを賑わしている。なかなか面倒くさい世の中になってきたものだ。何年かに一度、この手の問題が起こる。
この時期なので、公益組織の予算編成や組織運営には、公のメスが入りやすくなっている。一般公益財団の運営にも神経質にならざるをえないのだろうと理解している。わたしに声をかけてくださった方(代表理事)には、メールを返信しておいた。このご時世である。事情が事情だから、お詫びのメールをいただく必要もなかろうと思う。そのようにメールには書いておいた。
困ったのは、名刺の作成についてである。このところ、大きな展示会(10月)と外部セミナー(10月~12月)があって、個人事務所(有限会社オフィスわん代表)の名刺を切らしてしまいそうになっていた。そこで、あたらしく名刺の裏には、「✕✕財団理事」という職位を追加するように依頼してあった。
就任が3か月遅れることになったので、名刺も元のままに戻すことにしている。そもそも、1年前に新しい名刺を作るときに、最後の一行分を、「✕✕財団理事」用に空けておいていたのである(笑)。公益財団理事の就任話は、実は1年前からあったからである。
作り直す必要がなくなったので、今度の印刷枚数は3月分までで充分だろう。新しく刷るのは、50枚くらいになる。