リベンジ!大曲の花火大会2023

 一年前(2023年)、大曲の花火大会は大雨に祟られた。一番可哀そうだったのは、青山フラワーマーケットの大草久美さんだった。大雨で、白地に紺の素敵な浴衣がずぶ濡れになってしまった。河川敷の打ち上げ会場はオープンだから、濡れた浴衣を着替えるわけにもいかない。大草さんとは初対面だったが、タフで勇敢な女性だと思った。

 

 マス席の3人(宍戸くん、伊豆元さん、小川)も、傘を差しての花火鑑賞になった。初めて見る大曲の花火大会は、圧倒的に素晴らしかった。しかしながら、なんとも言いようのない疲労感を感じたものだった。

 そうそう。原因は足元にあった。河川敷の地面は、広い草原になっている。しかし、基本は表土が泥なので、体重をかけて歩くとぬかるんでしまう。新調したコールハーンのスニーカーがずぶずぶに濡れて、気持ちが悪かった。

 雲の位置がとても低い。上空200メートルのところまで、灰色の雲が垂れ下がってきていた。打ち上げ花火は、大玉だ上空300メートルまで垂直に上昇していく。だから、破裂した尺玉の花火の大輪は、雲に半分隠れて半分の半円形にしか見えない。

 不思議なことに、花火の煙だけは雲があってもしっかりと見えている。摺りガラスの向こう側に、花火の余韻の煙だけが、雨雲の中を緩やかに流れていく。

 

 さて、今年の大曲の花火大会は、リベンジの年になる。貴重なマス席の観覧チケットは、今年も、雄和ダリア園の鷲澤幸治園長から確保していただいた。

 春先に、去年の惨状を知っている鷲澤さんから、わがスマホに電話がかかってきた。「しぇんしぇ(先生)、こどすは(今年は)、しぇんしぇの奥さんも連れてらっしゃい」とかみさんも招待を受けた。しかし、花火大会の観賞チケットは入手できても、肝心の宿の予約が取れない。それでも、四方八方、手を尽くしてみた。

 秋田駅前のビジネスホテルには、一休ドット・コムに、軒並み(4軒)キャンセル待ちを入れておいた。鷲澤さん推薦の「みやこ忘れ」のフロントにも電話してみた。ここも鷲澤さんの神通力が効力を発揮できず、「まだ4組ほどキャンセル待ちがございます」と丁寧に断られてしまった。

 角館のよさげな温泉をネットで検索したら、花火大会当日の8月26日は、お二人様1泊「14万円6千円」(税込み)だった。APAホテルみたいな、ばかばかしいお値段だ。小川先生が専門の価格付けである「ダイナミック・プライシング」(繁忙期の変動価格)だ。

 

 前置きが長くなった。本日からの行程表になる。

1 8月25日

 14:55 JAL165便(羽田空港発14:55~秋田空港着16:00)

 16:30 秋田雄和ダリア園にて、宍戸くん、伊豆元さんと待ち合わせ

 18:00 秋田のビジネスホテル(ダイワロイネット?)にチェックイン

 19:00 鷲澤さんと大草さんを加えて、秋田の居酒屋で宴会

2 8月26日

 午前10時 宍戸君の車で、秋田から大曲の花火会場まで移動

 午後13時 大曲シティホテルにチェックイン(伊豆元さんと同室) 

 午後15時 昼花火を鑑賞

 夜19時~ 大曲花火大会 本番鑑賞

3 8月27日

 大曲発11:44~上野着14:58 こまち22号

 長い行程、お疲れ様でした。

 

*残念なこと:

 今年は、小川家の「自主夏祭り」は、8月26日夕刻からになった。真継君の家族と高島家が参加する予定になっている。

 残念ながら、わたしもかみさん(京都に移動)も、今年は高砂の夏祭り(2年連続参加)を楽しむことができない。