スペイン人に大ウケ。鮫皮おろしで、わさびをすりおろすパフォーマンス

 昨日のスペイン人のインタビューからわかったこと。Yamaaoi WasabiのMr. Pau Gelman(CEO)と、通訳でカタルーニャ政府(東京事務所)の菅原さんが、糸魚川市のSKフロンティアのわさびの温室来訪。

 

 わさびの栽培は、欧州のスペインではうまくいかず、日本からの輸入に頼っている。ドイツに進出した金印も、現地で日本から根茎のわさびを輸入している。また、英国のわさびカンパニーが欧州では最大手のわさび生産輸入会社。

 今回のスペインの会社も、売上規模はあまり大きくはないが、わさびに対する需要が、コロナ明けで大きく伸びている。
日本のわさびの根茎はやはり大きく育つ。昨日は,現場の栽培温室で育つわさびを見て驚いていた。とりわけ、糸魚川のわさび温室が特別な栽培方法だからだろうと思う。

追伸です。

 南欧でなぜ、西洋わさび、ラディッシュではなく、本わさびが人気なのか?

1.香りと旨みが根本的に異なる。
 わさびの栽培をしているパオさん(農業エンジニア)は、明確にそう述べていた。
ゲルマン系の英国人やオランダ人,ドイツ人にはどうだろう?ラテン系のフランス人、スペイン、イタリア人は味の違いがわかりそうだが、、、

2.寿司店が人気になっている
 買ってくれているのは,高級寿司店が中心。日本人の板前さんは,小さな根茎(50〜100g)を好み、ヨーロッパ人のシェフは、大きな根茎(100〜150g)を選ぶ。販売先は,南欧の高級店。現地和食店95%、5%がミシュラン星付きのレストランだそうです。

3.鮫皮おろしの演習が面白い
 わさびをすりおろすパフォーマンスが、SNSの動画で拡散されたこと。フランス人が好きなコスプレや漫画と一緒?
ヨーロッパ人になぜか,鮫皮おろしの演出が大人気だそうです。