大曲の花火大会(8月26日)、観覧席のチケットはあるのに宿が見つからない

 秋田国際ダリア園の鷲澤幸治さんから、何度も電話がかかって来ている。「花火の升席が取れてるから、しぇんしぇ(先生)、奥さん、今年こそ花火に呼んでくらっしゃい」。昨年の花火は、大雨で道路が混んで大変だった。歳が歳だから、日帰り温泉の大部屋の雑魚寝はこりごりだ。しかし、宿の確保ができないと、かみさんは不参加となる。このままだと、昨年の二の舞になりそうだ。

 
 わたしたちに残された時間はあまりない。かみさんに、全国一の「大曲の花火」をぜひとも見せたい。そう思っても、葛飾のお嬢さんなので、日帰り温泉の大広間に雑魚寝はNGだ。今年こそは、なんとかまともな宿を確保しようと頑張っている。でも、現実はかなか厳しい。

 鷲澤園長のご推薦で、田沢湖の「夏瀬温泉 都わすれ」という宿に電話を入れてみた。花火大会の前日(8月25日)は、一部屋空いていたが、当時の26日は満室である。さらに、ウエイティングリストには4組がいる。電話口に出た番頭さんらしきひとも、「ちょっと難しいですかね」。一泊の料金が二人で5万円弱である。それでも、空き部屋はないらしい。

 昨日からネットフィンをしているが、適当な宿は見つかりそうにない。1時間半をかけて八幡平の奥まで行けば、素敵な宿がないわけではないが、そうまでしてレンタカーを運転するかどうかだ。一休・ドットコムで検索をかけたら、横手の辺りで高級そうな温泉宿が見つかった。

 すごい値段だ。2人で一泊13万6千円。年金生活者に、これはありえない。かみさんにひどく怒られそうだ。

 

 大曲から秋田までは秋田新幹線で30分。22時半過ぎまでは電車が走っている。9時すぎに花火は終わる。大曲駅まで会場から歩いて25分。秋田のビジネスホテルに予約が取れれば、夜中に帰れない時間ではない。ほぼあきらめかけてはいる。

 それでもしつこく、秋田市内のビジネスホテル(ダイワロイネット、リッチモンドホテル、その他)に空室待ちの予約を入れてある。あとは、3か月先までの幸運を待つことにした。ちなみに、「都わすれ」の前日予約は、いずれ一週間以内にキャンセルをしそうになっている。

 鷲澤さんと、去年はご一緒して伊豆元さん(宮崎のダリア生産者)には、どのように連絡したらよろしいのだろう。青山フラワーマーケットの大草久美子さんからは、さきほど「今年も大曲の花火、ご一緒できそうですね」とLINEから連絡が来ていた。ホテルがとれないとなると、去年と同じで、大田花きの宍戸純君のご家族と、ふたたび日帰り温泉で雑魚寝になるのかな。

 こうなると、運を天に任せるしかない。