【柴又日誌】#115:リベンジ帰省、紗楽さんと諒くんがやってくる。

 先ほど突然、長男の由(ゆう)からLINEにメールが届いた。自転車を漕いでいたので、メールに気が付かなかった。着信履歴のあとに、動画が貼り付けてあった。映っているのは、新幹線の座席でふざけている紗楽(さら)と諒(りょう)の姿だ。しかし、長男からは何の説明もない。買い物から戻ったら、かみさんと嫁のあずちゃんが話し込んでいる。

 

 どうやら、神戸の3人(父親と孫たち二人)が新幹線で帰省してくるらしい。すでに東海道新幹線の中にいて、夕方には高砂駅に到着するらしい。コロナ明けで混んでいるゴールデン連休の後半戦に、よくぞ切符がよくとれたものだ。びっくりだった。

 そうか!神戸の3人は、「リベンジ帰省」をしたかったのだ。今年の正月、神戸組はさんざんだった。紗楽(10歳)が年末の29日にコロナに罹患して、高熱とひどい咳が出た。母親の奈緒さんも、実は体調が怪しかった。唯一、完璧だった諒くん(7歳)を連れて、わたしは買い物に連れて行ったり、京成電車に乗せてあげたりした。気を紛らわせるためだ。

 つい先日の事だった。「今度の休みはどうする?」というわたしの問いかけに、「ゴールデンウイークは、無理かなあ」が長男(由)の答えだった。そのときでも、どうするかを決めかねていたらしい。コロナの大波はほぼ去ったようだから、そちらのほうは問題がない。でも、切符が取れるかどうかが問題だった。

 

 仕事の関係で、前回(年末から正月にかけて)の滞在メンバーから外れていた由くんが、今回は子供たち2人を引き連れてくる決断をしたらしかった。来週の末(5月11日)に、わたしたち夫婦は、お孫さんたちに会うため、神戸のベイシェラトンを予約していた。最終的にホテルを予約したのは、つい昨日のことだ。

 わたしは、3月に仕事で神戸の家に滞在した際に、諒くんに、次回は野球のユニフォーム姿を見る約束をしてきた。諒くんとは、キャッチボールをすることになっている。ざっくりとした約束では、「5月のどこかで」となっていた。野球の練習は、木曜日らしかった。しかし、それより早く、その前哨戦で神戸から3人がやってくることになった。

 明日、わたしたち夫婦は、白井の旧宅の庭で雑草の草刈りをことになっている。この際、3人を連れて電車で白井に行くことにしよう。そのあとは、すみだ水族館かな? 正月に帰省したときは、予定では、スカイツリーの水族館に行って、ちんあなごと再会を果たすことになっていた。そのリベンジもある。

 

 それにしても、サプライズの急な帰省となった。これから、わたしは駅前のヨーカ堂まで出かけるつもりだ。今夜の夕食は、手巻き寿司に決まっている。さきほどの買い物で、具材はほぼ揃ってはいる。足りないアイテムは、いくらの醤油づけだけ。買い物が終わったら、その足で3人を高砂の駅まで迎えに出るとしよう。

 神戸組の3人が来ることがなければ、本日は、夏穂とウッドデッキを塗装することになっていた。夏穂は紫色にしたがっているが、去年のピンク色の塗料がまだたくさん残っている。この作業は明後日に延期して、お孫さんたち4人全員と、デッキの色塗りをすることに決めた。

 サプライズのリベンジ帰省になった。今日の夕方から、わたしは4人のお世話で忙しくなりそうだ。