明日(2022年1月8日)は、わたしの大学院での最終講義が行われる。後期の7回目(ビジネスイノベーター育成セミナーⅡ)では、カインズの土屋裕雅会長をゲスト講師にお迎えしている。テーマは、「カインズのくらしDIYの実現」である。その後で、わたしのまとめの講義になる。
当初は、先着20名ほどを特別聴講生として、対面で聴講できる講義形式を考えていた。しかし、大学の方針で外部者を教室に入れることが許可いただけなかった。授業後半のわたしの時間は、まとめの代わりに、特別講義にあてたいと思った。
準備している講義のテーマは、「日本の経営者たち、その生き方と理念経営」である。わたしが約30年間で知り合った、あるいは、研究対象にしてきた経営者をタイプ分けしてみた。経営理念から、それぞれの経営者の特徴を整理してみたものである。
全体の構成(目次)は、
1 社長の「履歴」大研究
2 理念経営のパターン
3 理念経営の伝え方
となる。
以下は、1~3の内容を簡単に要約したレジュメになる。
1 社長の「履歴」大研究
①創業経営者
②後継経営者
③サラリーマン経営者(内部昇進)
④娘婿経営者
⑤プロ経営者(専門経営者)
→ どのタイプの経営者の実績が
もっとも高いのか?
2 経営理念のパターン
経営者を3つのタイプに分類して、
わたしの目から見た経営者たち(7人の侍たち)の
経営理念をする特徴づけてみる。
①変化対応型:
セブン&アイ(鈴木 敏文) 、
ユニクロ(柳井 正)
②共感型:
ロックフィールド(岩田 弘三) 、
カーブス(増本 岳) 、
俺の株式会社(坂本 孝)
③直感型ジーニアス・マーケター:
マクドナルド(藤田 田) 、
相模とうふ(鳥越 淳司)
3 番外編
次回作の予告編である。
よきサポーターの存在 3人のトップに仕えた
ローソン宮崎氏の視点から歴代3人の経営者を描いてみる
①新浪剛史 (2002年5月~2014年4月)
②玉塚元一 (2014年5月~2016年5月)
③竹増貞信 (2016年6月~ )
さて、明日の最終講義では、院生からどんな反応をいただくことになるのか?