本日、張威氏の『現地化経営』(日経新書版)の内容について研究室で議論する。張氏の草稿は、250頁近いボリュームのものだった。わたしの提案は、日系企業の経営現地化に加えて、中国市場の成熟化を加えた枠組みを作ることである。張氏のオリジナルドラフトを青木が組み換えたのが構成案である。
*JFMA第114回アフタヌーンセミナー、2016年2月9日(法政大学経営大学院会議室)
構成案 *JFMAセミナーの流れに沿いつつ、張さん原稿1版を再構成
1 序章
経歴、中国経済転換期の認識、日系企業の待ちの姿勢、ガラパゴス化
執筆目的:現地化でこの状況を乗り越える処方箋 事例・経験、理論、実践
2 事例と経験 合弁と独資、プロ経営者と生え抜きの成功例、私自身の経験
3 現地化経営の組織論(理論)
主要要素 現地化進展ステージ別フレームワーク
現地化を阻害要因
現地化経営の組織論とローカル/グローバル人材活用
4 現地化経営を「作る」(実践編)
業績評価システム
職種賃金制度の導入
コミュニケーション
5 中国消費者の変化、新ビジネス分野台頭 新環境でどう戦うか
中国を構造的に把握する
新しい消費者層、消費文化
新成長分野
新しい環境、競争状況 どう戦うか