『日本でいちばん喜ばれているサービス』(出版企画:案)

 同僚で静岡サテライト校のスクール長、坂本教授のベストセラーに、『日本でいちばん大切にしたい会社』(あさ出版)という著書がある。出版マスコミでは、30万部が売れたとなっている。発行部数は眉唾(笑)と疑いたくなるが、本の内容は感動ものである。取り上げている企業もおもしろい。


わたしも、坂本教授にならって、二番煎じのタイトルではあるが、『日本でいちばん喜ばれているサービス』という本を生産性出版から刊行することになった。今回は、本の厚さではなく、出版部数を狙いたい。目標は、10万部である。
 わたしの過去最高記録は、『誰にも聞けなかった 値段のひみつ』日本経済新聞社、の4万部である。新書『ブランド戦略の実際』は、13刷り累積3万5千部である。近々の改訂を予定している。

 さて、3月16日(MJでは17日の一面)に、日本の流通サービス業の顧客満足度指数トップ50社が発表される。27業種のそれぞれについて、業界トップ企業の満足度6指標(顧客期待、知覚品質、顧客価値、顧客満足、再利用意向、口コミ)が業種中央値とともに発表される。上位にランクインできなかった流通・サービス企業からは、嵐のような問い合わせがあることを期待している。
  この企画(日本版顧客満足度指数)と関連して考えたのが、上記の書籍である。『日本でいちばん喜ばれるサービス』というタイトルは、坂本教授とたまたま一緒に講演した日に、坂本さんから『日本でいちばん大切にしたい会社2』(続編)をいただいた瞬間に考えついたものである。
 わたしたちの隣に、たまたまだったが、生産性出版の編集者がいた。その場で本のタイトルと企画を決めてしまった。昨日、第二回目の打ちあわせがあった。

 今回は、いままでとは違った本作りを目指している。基本は、1999年に書いた拙著『当世ブランド物語』誠文堂新光社刊、および、その後に「チェーンストアエイジ」に連載した『(続)当世ブランド物語』(1999年~2000年)『中国へのブランド移転物語』(2001年~2003年)のスタイルを踏襲しようと思っている。
 違っているのは、本HPとの連動を考えていることである。アシスタントの青木恭子さんと一緒にインタビューをしたらすぐに、その記事を本ブログに掲載する。出版は、9~10月を予定しているが、ネットでは即座に記事をアップしていくつもりである。
 記事の候補企業(サービス提供者)は、7社(人)から8社(人)。プラス、JCSI企業とハイサービス300選からの補足リスト企業を予定している。取材して、そのまま事例をまとめて、ここにアップしていくつもりである。エピローグでは、素敵なサービスについて、筆者が解説をする。この構想で、最低でも4ヶ月で出版に持ち込む算段である。

 その間に、JCSIの事業化が進行していることになる。サービス評価システムの普及と素敵なサービスの取材が同時進行となる。ご期待を。