4月24日に、スマホ決済の実験に参加したことはブログで紹介した。その2時間後に、実験店舗がある大崎駅から、JRで千駄ヶ谷駅に移動した。朝7時50分にスマホで成城石井の「八宝菜のミールキット」を注文してあったからで、ローソン千駄ヶ谷店で商品をピックアップするためである。
その途中、イオンのオーガニックスーパー「ビオセボン二号店」(中目黒店)に立ち寄ってみた。その後の事業の変化(オペレーションと品ぞろえ)を確認してみたと思ったからだ。イオンの岡田ジュニアが店長を務めている店舗である。一号店の麻布十番店とは異なり、青果売り場から量り売りが消えていた。
陳列してあるのは、パック済みの野菜のみだった。日常使い売り場に変わっていて、ずいぶんと買いやすくなった印象がある。野菜の品ぞろえも増えていた。初期のころは、とにかく調達に苦労している様子で、それがようやく解消しつつあるのだろう。
こうした変更は経営陣の努力のたまものだろう。合弁相手であるフランス本社(ビオセポン)の経営方針を、日本の事情に合わせて変更させることができたことがうかがえる。キャズムを第一歩を超えられた感じだ。
二号店は、JR中目黒駅から歩いて3分。オフィス街と住宅街の境目にある、小ぶりな店舗だった。高層ビル(オフィスとマンションの複合ビル)の一階。そのビルの裏手にあるので、ちょっと探しにくい。特筆すべきは、接客が素晴らしかったこと。こんなことがあった。
友人がやっているミネラルウォーター「高賀の森水」(奥長良川名水)が、飲料売り場に大量に陳列ストックしてあった。せっかくなので、「奥長良川名水」の中村社長に知らせるため、若い店員さんに写真を撮らせてほしいと頼んでみた。小売店では、とくに量販店の新店の場合は、ほとんどが写真撮影を断られる。ところが、ビオセボンでは以前も写真の撮影をゆるしてもらったことがある。
今回はどうかと思ったが、若い男性店員さんが、「お店のお客さんだけは撮らないでください」。そういうだけで、事情を話したらすぐに撮影を許可してくれた。わたしとしては、「水の陳列を撮影するだけですから」と断っての撮影だったが、売り場全体も写真に収めることができた。イオンさん(土谷社長)の方針が徹底されていて、すばらしいと思った。
お客さんも、3時前なのにたくさん入っていた。ふだん使いの買い物をしていそうな、ご近所さんが多くみられた。ビオセボンは、今年中にさらに5店舗ほど追加出店する計画らしい。創業者である土谷社長も、イオンの岡田社長も一安心だろう。ご子息が経営に直に携わっているのだから。
さて、本題である。中目黒駅から恵比寿でJRに乗りかえ、千駄ヶ谷に着いたのは4時半少し過ぎ。ローソンの千駄ヶ谷一丁目店は駅から5分のところにある。到着するころには雨が降ってきた。傘を買おうと思ったが、それほどの大雨でもない。
先日もそうしたように、スマホでLFPの画面を開いてみた。自動的に店舗にチェックインができて、購入済みのバーコードが発行されているはず。ところが、カウンターの前に立ったところ、「受け取り」のボタンをタップしても、それより先に進まない、、、何が問題なのか。
そうか、まだ6時前だから? 店員さんに、「朝8時前に頼んでおいた商品はもう到着してますか?」と尋ねてみた。店員さんは、バックルームに入って、わたしが注文した商品を二点、カウンターに運んできてくれた。「ここにあります」と、その若者は戸惑いながら商品を差し出した。ところがである。わたしのスマホには、まだバーコードが発行されてこない。このままではシステム的に商品が買えないのだ。
その店員さんに教えてもらって、「0120-、、、」のローソンフレッシュピックの担当コールセンターに電話した。女性のオペレーターが出たので、「バーコードを発行してもらえないでしょうか?」と、緊急の対応をお願いしてみた。
わたしが依頼した手続き(変更)は、、、「ローソンの対応として、三便(16時前)が店着した時点でバーコードを発行すれば、お客は18時より前に商品のピックアップが可能になる。いまの時点でシステム上で、その変更ができないでしょうか」だった。