花の業界誌「フラワーショップ」2007年2月号で、フラワービジネス・キーパーソンズというコーナーでの特別インタビューを受けた。自分でいうのはなんだけれど、とてもよいインタビュー記事だった。
草土出版の編集部に、「インタビュー記事を個人HPに転載したい」と申し出たところ、運よく許可をしていただいた。そのまま転載することにする。
2月号のリード文は、「マーケットの中で努力した人が報われる世界が出現する」である。卸売市場法が変わる中で、花業界はどのような方向に進むのかに答えた取材記事であった。以下、「FLOWER SHOP」(草土出版刊)2007年vol.2より抜粋である。
ーーリード
2009年市場法改正による自由化により、フラワービジネスの地図はどのように変化するのか。IFEX、MPSなど花き業界の近代化を推し進める役割を果たしてきたJFMA。その大きな動きの仕掛人、小川孔輔会長が見据える「自由化時代の歩き方」とは!?
全国200市場の系列化が進み
5~10年で5~6系列に収まる
ーー2009年の市場法改正に向けて、2007年から業界はどのように変化していくのでしょうか。
ーー系列に入る以外に、地方市場が生き残る道はないのでしょうか。
専門店は商品的にもサービス的にも
特化していかなければならない
ーー系列化による影響を教えてください。
10年、20年先を展望する人は
生産性も利益も上がっていく
ーー小売業が大規模化しなければ、中間がいくら大規模化してもメリットが出せないと思うのですが。
ーー生産者はどうなっていきますか。
プロフィール:小川 孔輔(おがわ・こうすけ)
日本フローラルマーケティング協会(JFMA)会長、法政大学経営大学院イノベーションマネジメント科教授。東京大学経済学部卒業後、同大学院終了。マーケティング、マネジメントサイエンスが専門。花と緑のマーケットの将来性に確信を持ち、常に10年後を描きながら、しなやかにすばやく行動する。