先ほど、自宅に殻付きの牡蠣が送られてきた。発送元は、広島市西区草津港の「木村海産」。クール宅急便で着荷。受付は12月27日だが、木村海産に牡蠣を注文した覚えがない。12月20日に、楽天から「フィッシング詐欺に注意せよ」というメールが来ていた。アマゾンの名前を語った怪しいメールが、このごろ頻繁に来ている。
12月20日の警告メールは、
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日頃より楽天カードをご愛顧賜り誠にありがとうございます。
最近、楽天グループに限らず、大手ECサイトやクレジットカード会社をかたる第三者から不審メールが不特定多数の方に送信され、個人情報を盗み取られる(フィッシング詐欺)被害が報告されています。フィッシングサイトのURLの件数は年々増加傾向となっております。フィッシング被害にあわないためにも、以下の内容のご確認をお願いいたします。
(中略)
発行元:楽天カード株式会社
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受取人は、小川(孔輔)本人で、東京都葛飾区高砂〇丁目✕‐✕になっている。わたしの携帯の番号は、090-以下、正確に書かれている。送り主は、(同上)と手書きになっていた。手がかりは、冷蔵ボックスの送信元の「木村海産」のみ。急いで、082-277-6809に電話した。木村海産の担当者につないでもらってわかったことは、
1 藤解さんという方が、電話で申し込んできたこと。
2 小川さんの住所に、冷蔵の牡蠣を送って!という指示があったこと。
3 請求書は、(株)フィールドマネジメントへ。
情報はこれだけ。この会社名は記憶にない。
便利な世の中だ。ネットで検索すると、(株)フィールド・マネジメントは、長野県軽井沢町で「ゴルフ・山岳・スキーガイド」、東京都渋谷区で経営コンサルタント(並木裕太社長)が出てきた。どちらも知らない名前だ。つぎに、広島県で、(株)フィールドマネジメントで、榎信行社長。
これだ。法政大学大学院の卒業生ではないか!そういえば、数年前に、榎君から牡蠣が送られてきたことがあった。覚えてくれていたのだろう。しかし、わざとそうしたのか?名無しで送るとは人が悪い。
榎君の会社に電話を入れると、本人が出た。「着きましたか?」。確かに牡蠣は着いたのだが、送り主の名前が書いていないじゃないか!(笑)単に忙しかったのか? 部下(藤解さん)か知り合いに依頼したのだろう。
いやいや、このご時世だから、フィッシングや振り込み詐欺が頻発している。最初は、ふるさと納税品のまちがいかと思った。日付を見ると、申し込みが前日になっている。「誰かに勝手に申し込まれてしまったのか?」と一瞬、思ってしまった。
それにしても、榎君には、さきほど年賀状を送ってみた。2月に新本が出たら、「牡蠣の返礼品として送ります!」と年賀状の余白に書いた。一瞬ヒヤリ、とんだお騒がせの牡蠣騒動だった。