【柴又日誌】#48: 本日、2回目のワクチン接種へ

 本日は、2回目のワクチン接種になる。若い友人は、2回目で副反応が出ている。若い女性には、高熱が出た人が数人いた。ところが、70歳以上の男性では、副反応がほとんど出ていない。性別と年齢が分岐点のようだ。わたしは、最初のワクチン接種で左肩がかなり腫れあがった。翌日は、なんとも言えない緩い倦怠感があった。

 

 本日の接種場所は、葛飾区堀切のさい整形外科。最初にワクチン注射を打ってもらった病院だ。若い先生が、わたしより年上の老人相手に、手際よくさくさくと注射をしていた。経営的な成功しているよう見える、最近開業した新しい病院のようだ。

 2回目の接種も、同じ場所で同じ時間帯になる。ワクチン接種は、夕方19時半になっている。前回の経験から、早めに行くと早く終わりそうだ。往復とも送迎が付くことになっているので、19時には自宅を出るつもりでいる。

 ただし、今回は副反応が出るのではないかと心配している。69歳は微妙な年齢である。75歳以上では副反応の事例は聞いたことがないが、わたしの年齢はぎりぎりである。それに加えて、子供のころから、わたしは重度の花粉症患者でアレルギー持ちである。

 ワクチンへの副反応とは関係がないかもしれないが、本質的に性格が中性的である。わたしは、「おばちゃん体質」と言われている。  

 

 偶然だが、本日は京都の娘も一回目のワクチン接種日に重なっている。プーゼの浦沢先生も、今日が最初の接種日だそうだ。万が一に備えて、お花の教室をお休みしているらしい。

 日本全国で、65歳以上のわたしたち世代は、今週から来週にかけて2回目のワクチン接種を終える。コロナの感染者が増える中で、65歳以上の重症化リスクがある世代では、新規の感染者と重傷患者は減少している。20代~30代の若い世代で感染が広がっているだけである。

 東京では4度目の非常事態宣言が、本日から8月22日まで続く。オリンピックの開催式が2週間後に迫っているからだ。開催を批判する向きもあるが、やることは決まっているわけだ。いまさら中止の判断は下せないだろう。世界がコロナに覆われてから、1年半になる。最後の6週間、庶民は耐えるしかないだろう。

   

 ぶつぶつ文句を言っても始まらない。ワクチン接種を終えた65歳+の仲間たちと、居酒屋でない場所で、密かに宴会を開くことを楽しみにしている。いまはお互いに2回目のワクチン接種スケジュールの情報を交換している。

 いまの日本の現状をどう見るか? 海外の感染データや死者数を見れていれば、日本は驚くほどの平静さを保っていると見ていいだろう。冷静にデータを見れば、それほど驚くほどの緊急事態ではない。ワクチンの接種もそこそこ進展している。

 騒ぎ立てるメディアの論調は無視して、庶民にとって忍耐の時である。7月末には楽しい電車での旅が待っている。寄居町の京亭まで、鮎を食する旅のご褒美が待ち受けているのだ。ワクチン接種の完了は、そのための道程である。