3月24日は学位授与式(卒業式)、そして最後の感想文の採点をしている

 本日、日本武道館で学位授与式が執り行われる。1976年、45年前にゼミ生を受け入れてから、これほど指導の時間に余裕をもつことができなかったのは初めての経験だった。コロナの2020年~2021年は、学生たちにとってもわたしたち教員にとっても、厳しい一年間だった。

 

 この間は、教室での対面の授業が大きく制約を受けた。2020年度の後期フィールドワークは、ぎりぎりのところで大学院から教室を借りることができて、対面で実施することができた。ラッキーだった。ハイブリッドで開催したので、協力企業やわたしの知り合いの社会人に学生のプレゼンをみていただいた。その数は約20人。

 学生のプレゼンの出来具合を、皆さんからほめていただいた。この悪い環境の中でも、最大限の努力で学生たちは卒業していく。やり切った感じはないかもしれないが、「本当にご苦労さんでした」と言いたい。

 今春の選抜高校野球の選手宣誓を、YouTubeの動画で見た。仙台育英のキャプテンの言葉に、わたしたちはなんと励まされたことか。そう、彼の「希望」という言葉が重たかった。この国やこの世界に、まだ希望は残されているのだろうか?

 

 本日は、法政大学の卒業式だ。日本武道館での学位授与式の後、4年生とは最後のミーティングを持つことになっている。大学院の小川研究室で、午後15時に集合。全員の卒業を祝って記念撮影をする。昨年度の卒業生とは、そんな機会を持つことさえ叶わなかった。

 いまから、12人分の感想文を採点する。最後の課題図書は、岩崎・高田著『本気で地域を変える!』だ。気合を入れてコメントを書くつもりだ。本日のランチは、水野さんと「ハイファイブサラダ早稲田店」で。マーケティング担当者を交えて、ビジネスの将来について、わたしに相談があるとのこと。今年は、大学院でミニ講義をお願いするつもりでいる。

 さて、シャワーを浴びて、採点をはじめることにしよう。のちほど、また。外濠の土手と千鳥ヶ淵のサクラは、満開になっただろうか。