本日、法政大学の掲示板に、オンライン授業への方針変更が示された。来週(1月18日)からふたたび、対面授業は控えてリモートに切り替えることになる。わたしは大学院の後期授業の7回分(1回2コマ200分)を、すべて対面で終えている。問題は、先週からオンラインに切り替えたばかりの学部ゼミの方だ。
今年一年間、春夏のゼミ合宿もなくなり、わたしも学生たちもずいぶんと寂しい思いをしてきた。後期はできるだけ対面でゼミを通してきたが、コロナの第3波が終息できないいまでは、対面で授業を実施することはままならなくなった。例外はあるものの、学生たちも半分くらいは自宅からのリモートを望んでいるようだ。
2020年度は(もしかして、2021年度も)、1960年代後半の学園紛争時とおなじ状況に見える。大学の構内に入れないまま、学生たちは、2年間の楽しくも有意義な学園生活を失ってしまった、昨年度もそうだったが、歴史的には、いつの間にか卒業してしまった年だったと記憶されるだろう。
なお、参考まで、掲示板の文章を紹介する。法政大学のHP(法政大学 (hosei.ac.jp))にアクセスすれば、以下の文章を見つけることができるはずだ。
件名/Title:1月18日以降の授業実施方法・入構ルールについて
本文/Content:
本学では、1月7日に「1月7日緊急事態宣言の発出を受けて」をお伝えしましたが、その後、東京都を中心としたコロナウイルス感染症の状況は、政府の新型コロナウイルス対策分科会委員が「非常に異常な増え方」(1月8日)と述べる拡大が続き、東京都医師会からは「医療体制はほとんど限界」(1月12日)との強い危機感が示されています。
この状況を本学でも重く受けとめ、自らを守るとともに感染拡大の抑制に協力するため、1月18日以降、授業実施方針や入構ルールを「レベル3」に引き上げることとします。学生・教職員の皆さんは、教育・研究上の必要がある場合を除き、キャンパスへの登校を控えるようお願いします。
ただし、現在秋学期の期末間際であり、1月21日からは学期末試験が控えています。そのため混乱を回避する必要もあり、すでに「対面による実施が決まっている授業並びに期末試験」については、引き続き必要な感染防止対策を行い、原則として予定どおり実施します。
なお今後、担当教員の判断で、授業・試験の実施方法がオンライン方式に変更される可能性もあります。
学生の皆さんは、対面で予定されている授業・期末試験に関する連絡には直前まで十分注意ください。
また教員の皆さんは、今後の授業・期末試験の実施方法を変更される場合は、必ず科目実施学部事務課にご連絡・ご相談の上で、
全受講生に間違いなく漏れなく行き届く方法で連絡くださいますよう、お願い申し上げます。
いま私たちが置かれている状況の危機感を適切に認識し、社会の感染リスクを減じる行動*の徹底を、是非ともお願いします。
(*感染リスクを減じる行動とは、会話時は必ずマスクを着用する、大人数・長時間の飲食をしない、三密空間を避ける、
こまめな手洗い・消毒をおこなう、飲酒を伴う懇親会や不要不急の外出は控えるなどです。)
法政大学
【参考】
1月18日以降のキャンパス入構ルール(新規作成)
https://www.hosei.ac.jp/info/article-20210114130412/
新型コロナウイルス関連まとめページ
https://www.hosei.ac.jp/info/article-20200521145917/