世の中の動きを見ていると、全体的にみなさんが「物事を分散する」ようになったと強く感じる。わたしたちが、5月10日を「母の日」ではなく「母の月」に変えるのも、分散させる(ばらけさせる)の動きのひとつである。三密(密閉、密集、密接)も同じ発想から来ている。仕事の評価軸も変わってしまった。
よく考えてみると、これまでは「大量」と「集中」がよいとされていた。一つ場所に「同時」にみんなが集まることで、コミュニケーションの効率が高まると考えるのが常識だった。つまり、まとめて大量に作って、大量にまとめて運んで、一ヵ所で同じものを大量に販売する。そのほうが「安く」できるからだった。
しかし、経営の優先軸は、これまでと完全に逆転してしまった。いまや時間もばらばら、商品(品種や在庫)もバラバラ、人間も物理的に一緒にいない(分散している)ほうが「安全」である。密集するのではなく、ばらけたほうが効果的で安全性が高くなる。まさかのことが起こっている。
仕事のパフォーマンス評価軸が、「コスト最適」から「安全最適」に変わったからなのだと思う。この基軸は、このあとしばらくは変わらないのではないだろうか。
これから、「母の月」のミーティングが開かれる。昨日に続いて、毎日、オンライン会議である。自宅で花を準備して、背景を設定して、ランチを遅くして、この会議の時間を調整している。生活にテンポがあって、しかも物理的に気楽である。会議が終わったら、江戸川の土手まで走ってくる。
在宅だと、つぎのように予定(本日)が組まれている。
*1と2はすでに完了。この間も、lineとPCメールをチャックしながら、並行で仕事が進行している。米国ボストンともLINEでやり取りが(トランプ演説がリアルタイムで入ってくる、、、わたしは英語は苦手なので助かる)。
<本日の予定>
1 朝8時、朝食
わたしは「味吟」さんのおいなり(昨日の残り)に味噌汁。
その前に、コーヒーにヨーグルト(ブルーベリージャムと蜂蜜を添えて)
2 空き時間(9時~11時)を利用して、
①JFMA20周年記念誌の打ち合わせ(PCとLINE経由)、
②昨日の学部オンライン演習(最後のリーダー会議)で決まった「2020年度フィールドワーク4班」の企業へのメール送信
(氷室豚班、*道頓堀班、レッグス班、*イムラ封筒班)
③ユニクロパーク横浜店で生花販売(ユニクロ担当者へのメールなど)
④アールビーズ:書面での取締役会の書類チェック
3 12時~13時:「母の月」キャンペーン会議(花の国協議会)のオンライン会議
<休憩>
4 13時~ ランチタイム
5 13時半~14時半 ジョギング(江戸川土手、帝釈天まで)
6 15時~ 遠隔教授会(途中まで参加の予定)
7 18時半~19時半 大学院のオンラインゼミ
大久保先生など、院生が3人参加の予定
8 19時半~ 夕食
以上は、在宅勤務で、しごとを分散しているからできることだ。
わたしは、この状態がとても快適だ。いままでが何だったのだろう。