わさびの葉を、花束やアレンジでグリーンの代用品として活用するアイデア

 先日の糸魚川訪問で、視察の副産物がいくつか出てきた。昨日は、坂崎さんから、わさびの根茎を小さく作る栽培法を提案してもらった。もう一つのアイデアは、わたしが考えついたものである。わさびの葉っぱを、ブーケやアレンジでグリーンの代用品として使ってみてはどうだろうか?

 

 グリーンの代用品の話を、輸入商社YMSの坂本陽子元社長にしてみた。そうしたところ、輸入の切り葉で、ゲーリック(ス)という葉っぱがあるらしい。その代用品として、わさびを利用してみては?というお返事をいただいた。松村社長の「はなどんや」のサイトを見たら、ゲーリックが実際に販売されていた。

 青山フラワーマーケット(商品開発部の大草さん)とブルーミー(武井社長と久保さん)に話してみたところ、日持ちの問題を指摘された。そこで、大塚化学(亀井さん)に相談して、日持ちテストを実施してもらうことにした。本日、輸送テストを兼ねて、徳島の大塚化学にわさびの葉っぱを、宅配便で糸魚川のSKフロンティア(渋谷社長)から送ってもらうよう手配した。

 ブルーミーさんには、やや小ぶりな葉っぱを選抜してもらうようにした。専門店でのアレンジやブーケにグリーンとしての利用も考えている。実現したら、大きな市場が創造できる。しかも、国内産である。ここは、大草さんからの返事待ちである。

 

 ひょんなことから、皆さんからは、いろいろなアイデアをいただいている。わさびは、楽しみな素材である。

 たとえば、応用問題としては、わさびは葉っぱにも殺菌効果(抗菌類)があるので、細かく砕いて土壌改良剤としても活用できるかもしれない。また、抗菌効果もあることから、わさびの葉そのものが、鮮度保持剤になる可能性があると考えている。

 ケミカルでない自然由来の鮮度保持剤のアイデアは、考えただけで心が躍る。まだまだ、わさびに関してはとてつもないアイデアが出てきそうだ。