オンラインゼミでは、学生の名前がすぐに覚えられる!

 オンライン会議システム(zoom)を使って、来週水曜日(4月15日)から学部ゼミを始めることにした。新型コロナ禍で、このままでは授業開始が5月にずれ込みそうだからだ。時間がもったいない。本日、4年生の4人とトライアルで模擬ゼミを試してみた。自宅PCから問題なく接続できて、zoomでゼミがスムースにできた。

   
 午前中に、ゼミ長の林君とふたりで、接続の手続きと会議室への入室方法を確認した。結論としては、わたしがLINEのグループ(学部小川ゼミ2020)を作って、URLをLINEに貼りつけることにした。この入室方法はシンプルで問題が少ない。本当は、わたしが学生のメルアドを登録しておいて、そこから入室がよろしいのだろうが。
 そのあと午後14時からは、正副ゼミ長(林、根岸)に4年のふたり(わたなべ、大谷)が加わり、5人で模擬ゼミの演習をやってみた。わたしから4人に事前に配信していたチェック項目は以下の通りである。
   
 <プレゼミの目的と手順>
1. 4人の参加者で、来週からはじまる演習の準備をするのが目的。
2. 来週の月・火で、事前にテキスト班ごと(4班編成)に練習をしておくこと。
3. 本日はとりあえず、授業の運営に慣れること。
  誰か春休みのテキストを仮に発表してみて! → 林君がトライしてみた!
4. 質問の仕方、発表のしかた、グループワークとその発表手順を練習してみる。
5. 今日の結果を受けて、ゼミ生全員に運営方法を伝えること。
 以上、14時には、 
①どこかに、ネームプレートを準備する。
②手元にメモ帳、ポストイット!を準備のこと、これは質問のためのノート。
小川より
  
 というわけで、約60分でzoomを利用したオンラインゼミの練習は終わった。とくに特別なアシストがなくとも、問題なく実施できることがわかった。接続にあたっては、Wi-fi環境が必要だが、いまは自宅や職場など、どんなところでも利用可能だろう。
 オンライン授業の運営にあたっては、手順書として、「Zoomを用いた遠隔オンライン授業の実施運営に関する資料」(Ver.1.1: 2020.03.27、作成:松永正樹)<https://drive.google.com/file/d/1hNTRmQqChjopLb6xZtRUpKu_cJrzCEgf/view?fbclid=IwAR0-BwlWAw36t20UnVw8WqrQGyBIJUVzBEF2R49i9G78jMTZrlDnsuwxD5o>が参考になった。

  

 模擬ゼミをやってみると、いつもの対面とは異なる雰囲気になる。基本は変わらないが、おもしろい発見がいくつかあった。

 

1 ネームプレートは不要だった。各自の分割画面上に「名前」が表示されるので、特別な名札の準備はいらなかった。その結果、

2 オンライン授業だと、ゼミ生の名前を簡単に覚えることができることがわかった。普段のわたしは、半年経ってもなかなか名前が覚えられない。オンラインだと学生を指名するから、何度も名前を連呼しなければならない。

3 発表資料を準備(共有画面にアップ)してから担当者が説明する。だから、学生の発表が対面より丁寧になるように感じる。それと、事前に資料を読んでこないとゼミの演習はつまらなくなると想像する。

4 わからないところを質問するため、発言をコントロールする差配者が必要なことがわかった。これは、松永氏のマニュアルにも書いてあったことだ。ゼミ長と副ゼミ長がこれを担当するか、毎回交代で担当者を決めることになりそうだ。 

 などなど。

   

 オンラインゼミがこの先どうなるかわからない。しかし、新しいことなので楽しそうだ。工夫を凝らせば、グループを作成するなど、クリエーティブな刺激も多い。ここから新しいアイデアなど出てきそうだ。