「日本マーケティングサイエンス学会」の代表理事に就任(予定)

 4年前に学会の理事会メンバー(9人)の中では暗黙裡に決まっていたことだった。学習院大学の杉田先生が4年間理事を務めた後で、わたし(小川)が役職を引き継ぐ。「日本マーケティングサイエンス学会」の代表理事(学会長)就任についてである。



 25年前、30歳代の半ばで学会理事に就任した(選挙なので選ばれた)。それ以来、連続して理事の役を拝命している。代表理事は、山中先生(甲南大学)や中西先生(関西学院大学)、片平先生(東京大学)などが務められていた。おひとりが、2期(4年)~4期(8年)である。
 わたしたちの世代(1950年代生まれ)が学会の代表理事に就任するのは、杉田先生がはじめてである。4年前のことである。しかし、このままでいくと、次の世代(1960年代生まれ)にバトンを渡すのが遅くなってしまいそうだ。

 有能な中堅研究者が、この学会では育っている。彼らが学会活動を通して実現したいことがいくつかありそうだ。東北大学の照井君などと話していると、たとえば、国際学会の誘致・開催やデータ分析の産業界との連携など。もっと学術的、商業的に学会のすそ野を広げたさそうだ雰囲気だ。
 そのためには、若い世代に早めに執行権を渡さなければならない。わたしは、研究者としては旬を過ぎている。彼らのために、学会のつぎの体制を準備しておくことが今回の役目になる。
 他方で、日本マーケティング学会が発足している。学会もアカデミックに運営されるだけでは、浮世から離れてしまう。産業界と学会の懸け橋になる。それが、いまのわたしにできる唯一のことなのかもしれない。

 今週も、長崎の学会(サイエンス学会)から帰宅。本日は、TBSのインタビュー(鶏めし弁当の解説)が終わると、大阪に移動する。
 松村工芸さんの講演に御呼ばれしている。アンナサッカクラブの講師として。二年連続である。講演会でリピートがかかるのは良いことだ。CSが高い証拠である。