昨日(9月1日)、先月封切された”男たちの友情映画”をみた。春田(田中圭)と牧(林遣都)が恋人役の主演映画。誰かがネットにコメントを書き込んでいたが、これは「男のシンデレラ物語だ」と。まさにその通りだと思う。男女の間の恋愛と、男子どうしの恋心になんらのちがいもない。映画が伝えようとしているメッセージの本質は、愛に性差はない!
公式ホームページは、つぎのようになっている。
「結婚願望はあるが全くモテない、実家暮らしの33歳のポンコツサラリーマン・春田創一(田中圭)はある日突然、直属の上司・黒澤武蔵(吉田鋼太郎)とエリート後輩・牧凌太(林遣都)から同じタイミングで壁ドン告白をされる。初めは混乱し受け入れられない春田だったが、二人の真っ直ぐな想いに心動かされ、少しずつ真剣に向き合い始める」
劇場版しか見ていないわたしなどは、観劇前にこれだけ読んでしまうと、LGBT男子の三角関係版だと誤解してしまう。しかし、物語の展開はそうはなっていない。それぞれの三角関係は、相手を思いやりながら、自分の将来に悩む若者を描くための舞台を提供しているにすぎない。
この映画が輝いて見えるのは、いまや化石になったのでは?と思われる旧式な態度に光を当てていることだろう。昔の映画や小説に頻繁に登場してきた概念。相手の迷惑を考え、自ら身を引いてしまう姿勢。笑って喜べるコメディなのだが、どことなく清々しい映像は、そんなところから来ているのだろう。
こんなコメントで映画解説が終わっている。
「人を好きになる」とは一体どういうことなのだろうか―?悩みの果てに、春田は黒澤との結婚式を飛び出し、牧にプロポーズをして結ばれるという感動のエンディングを迎えた。そして…。
ぜひ、劇場に足を運んで、大型スクリーン画面で可愛い男子たちのドタバタ劇をご覧ください!