記事のタイトルは、「熱気体感 魚津 法政大生が競り見学」。写真付き(魚の競りの様子を見学する法政大生ら=魚津市村木の魚津漁協「魚津おさかなランド」)で、夏合宿のフィールドワークの模様が紹介されています。
http://www.chunichi.co.jp/article/toyama/20170913/CK2017091302000014.html
同様な記事はすでに、「食を磨いて誘客目指せ 法政大生、魚津で料理人らと意見交換」『北日本新聞』(2017年9月11日)でも紹介されています。こちらは、富山県との取り組み全般を扱っています。
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「熱気体感 魚津 法政大生が競り見学」『中日新聞』(2017年9月16日)
魚津市に観光客を呼ぶ食べ物を考えるため市を訪れた法政大経営学部のゼミ生24人は12日、魚市場「魚津おさかなランド」(同市村木)で競りを見学し、衛生管理や水揚げの現状などを学んだ。
講師は魚津漁協の浜住博之専務理事。浜住さんは、市場をわずか8人で運営・管理していること、魚価の低下や後継者不足で漁業者が苦労していることを説明。ブランドづくりや販路拡大などで営業努力を重ね、さらに量は少なくても安心・安全で味の良い魚を消費者に届けている誇りを学生たちに語った。
学生らは市場近くの魚津埋没林博物館も訪れ、海の恵みをもたらす市内の水循環のシステムなども学習。市内の飲食店では若手料理人から魚津の食の説明を受けた。
ゼミリーダーの3年生菊地真帆さん(20)は「生産者の熱い思いが聞けた。いかに地元を誇りに思っているかを感じた」と話した。学生を率いた小川孔輔教授は「魚津は居心地の良い街。観光客など来なくても地産地消の現状でいいという地元民の本音をそこかしこで感じた。それでも後継者不足の課題があるようだし、その気持ちの壁をどう乗り越えるかが鍵だろう」と分析した。学生は今後、3日間の滞在で見聞きした感想をリポートにまとめ、魚津の食を発信するアイデアについて料理人らと意見交換を続けるという。 (渡部穣)