学部ゼミ生のフィールドワークが一段落。今年度の優秀賞は、ストライプ班に決まった。二着がナチュラルローソン班。4月からの新しい取り組み先の企業も確定している。①トラスコ中山、②レッグス、③アクアベーカリー、継続企業は、④ストライプインターナショナル。先週のプレゼン後に、学生たちから2018年度の卒業論文(4班分)を受け取った。
自宅書斎の机の上には、大学院生たちが提出してきた「プロジェクト最終報告書」が置いてある。わたしが一年間指導した4人は、長谷川くん、谷口くん、千葉さん、重松さんだ。昨日の午後、大学院の101教室で、16日・17日に行われる最終プレゼンのリハーサルを行った。緊張と極度の疲労の中でのプレゼンだった。それぞれ、思うところがあっただろう。
一年間、院生それぞれの研究は、紆余曲折の連続だった。毎年のことだが、この積み重ねが学生たちを強くしていく。社会人ではあるが、30ページを超える長い論文を書いた経験はだれもない。はじめての挑戦に、たいていの学生はたじろいでしまう。わたしも研究者としてはじめた書いた論文のことを思い出す。完成までの道のりは、ずいぶんと苦しかった。
これまで30年間で、トータル45冊(翻訳・編著を含む)の本を完成させているわたしでも、新本や研究論文を構想して完成させるまでの道のりはいまでも険しい。いわんやはじめて挑戦する長文の報告書に取り組んでいる学生は、先が見えない苦しみに自分の限界をみているだろう。
そんなわけで、4人の報告書の完成を、いまはとてもうれしく思う。とりあえずは万歳を三唱せよ、なのだ。
昨夜は、7時に終わったプレゼン練習のあと、平石・大久保ゼミのみんなも加わり、市ヶ谷の中華料理屋(激安!2時間飲み放題、食べ放題)で、軽い夕食を一緒した。こうして小川・平石・大久保合同ゼミの11人(生徒8人、先生3人)が一堂に会する機会は、あと3回になった。昨夜は、平石先生と奥名くんが都合で参加できなかったが、、、
2月のこの季節は、卒業のシーズンだ。そうそう、ブログの文章がなんとなく湿っぽくなる。このところ、関東地方は雪が降って寒い。外気温が下がっているので、せめて室内は暖かくして仕事に励むとするか、などと考える。わたしが採点を担当するゼミ生以外の4人の論文を取りだしている。
ここから2時間は、昼までとりあえず2~3本の論文を読み切るつもりだ。これが結構、苦痛なのだ。1本の平均が40ページほど。指導している学生とはちがって、ほぼ初見になる。プロフェッショナルだから、飛ばし読みもするが、やはり結論に至るロジックやデータはきちんと読み込まないと、しっかりしたコメントができない。
16日の土曜日、論文の審査を受けるほうも真剣にプレゼンする。なので、コメントは手抜きができないのだ。
さて、今週は「お楽しみ週間」でもある。明日(2月13日)は、午前中に京都府の宮津市に向かう。13時半から15時半まで、「平成30年度 海の京都DMOのマーケティング調査報告会」で調査結果のプレゼンを行う。場所は、宮津市福祉・教育総合プラザ。
わたしは、「マーケティングデータを活用した稼げる観光地づくりについて」のテーマを依頼されている。どちらかといえば、調査報告にコメントと解説をすることを目論んでいる。お楽しみは、そのあとにやってくる。
セミナーでのプレゼンが終わったら、京都に戻ることになっている。かみさんと娘と、林夫妻と祇園で合流。京都女子大の西尾久美子先生のお導きで、お茶屋さんで「芸妓さん遊び」に興じることになっている。
生まれてはじめのお茶屋さん遊び。京都女子大で二年間、教えたご褒美だと思っている。14日に帰京したらば、祇園の楽しみをブログで紹介することにしたい。お楽しみに!